学校ブログ

前期期末テスト(国,数,社,理,英)を実施しました+評価・評定(成績)について

 本日、予定通り国語、数学、社会、理科、英語の前期期末テストを行いました。夏休みが始まる前に、夏休みの課題とともにテスト範囲も発表していました。下の写真は左から1年生、2年生、3年生の国語テストの様子です。真剣に問題に向き合う姿が見られました。

 本校では今日の5教科のほか、今週中に、美術、音楽、保体、技術家庭のテストも行います。本校の教員が作成するテストは、今回の前期末と3学期の学年末の2回です。(※実力テストについては、後日あらためて説明します。) ここでテストと評価・評定(成績)について少し説明します。学校で行うテストは「成績を決めるため」と思われがちです。もちろんテストの結果も評価・評定を決めるときには考慮しますが、今は「テストの点数だけで成績を決めていない」のです。「論述やレポートの作成、発表、グループでの話合い、作品の制作等といった多様な活動に取り組ませるパフォーマンス評価などを取り入れ、ペーパーテストの結果にとどまらない、多面的・多角的な評価」(中央教育審議会資料より引用)を行っています。したがって、ある教科で90点だったとしても、評定「4」や「5」がつかないこともあります。点数はあくまでも総合的な目安であり、成績のためというより、「今の自分が身につけていない部分の確認」ととらえて、テスト後の授業で自分に不足している部分を身につけるための目安と考えてほしいと思います。本校の教員からも「テストのやり直し」を勧めていますが、テストが終わった後の取り組みが大事だということです。こういう力が本当の意味の「学力」です。

8月26日 前期期末テスト(1年生)8月26日 前期期末テスト(2年生)8月26日 前期期末テスト(3年生) 

 

2学期の始まりにあたって

 30日間の夏休みが終わり、今日から2学期が始まりました。夏休み中に部活動で顔を合わせた生徒もいましたが、今日久々に登校する生徒の元気そうな姿を見ることができました。今日は1時間目に校内の強化清掃を行ってから始業式を実施しました。

 始業式では各学年の代表3名から2学期に向けての話がありました。一部を紹介します。1年生の田中さん・・・「あいさつ、部活、家庭学習を、2学期を充実したものにするために頑張って努力したい。」 2年生の岩村さん・・・「夏休みでは港祭りの花火大会と部活が印象に残った。11月の新人戦に向けたダブルスの練習が楽しかった。2学期は勉強と恵祭を頑張りたい。」 3年生の手代森さん・・・「2学期に頑張りたいことの1つ目は勉強。1学期は社会を頑張った。ABCテストや期末テストに向けて、また志望校に受かるように学校でも家でも努力したい。2つ目は恵祭で3年生の発表や係活動を頑張りたい。3つ目は早寝早起きを頑張りたい。」

 2学期は9月末(27日)に恵祭(文化祭)が控えているとともに、3年生にとっては進路決定に向けた重要な期間になります。また生徒会は3年生から2年生へのバトンタッチの時期にもなります。1年生の田中さんの話のように「2学期を充実したものに」という気持ちで、生徒、教職員ともに取り組んでいきたいと思います。

8月23日 始業式(校歌斉唱)8月23日 始業式(1年 田中さん)8月23日 始業式(2年 岩村さん)

 

 

 

 

 

 

8月23日 始業式(3年 手代森さん) 

1学期が本日で終了、明日から夏休みです。

 本日23日(火)に1学期終業式を行い、約70日あまりの1学期が終わりました。明日から8月22日(木)までの30日間、夏休みとなります。4月8日の始業式・入学式からスタートし、全校的な行事である体育祭をはじめ、様々な教育活動を行ってきましたが、その間、大きなケガや事故等もなく、無事に1学期を終えることができました。これもひとえに保護者・地域の皆様のご理解、ご支援のお陰です。この場をお借りして、心よりお礼申し上げます。

 本日の終業式では「1学期を振り返って」と題して3名の生徒が発表してくれました。大まかな内容を紹介します。1年生の井上さん・・・「はじめの体育祭で慣れなかったが、先輩が優しく教えてくれて不安なくできた。1学期に忘れ物が多かったことを2学期は事前に確認するなど、反省点をいかしていきたい。」 2年生の二本柳(希)さん・・・「体育祭では100mでライバルに勝てたこと、綱引きで勝てたことが良かった。学年関係なく協力できた。中体連では強い相手と当たって負けたが、自分のプレイについてのアドバイスをもらったので、今後活かしていきたい。」 3年生の泉(結)さん・・・「体育祭ではチームリーダーとして、良い感じにチームをまとめ、自分自身も良い経験ができた。修学旅行の自主研修では、班の全員が時計を持ち忘れて、だいたいの時間で動いたが、他のグループと会って目的地に着くことができた。2学期はABCテストがあるので、志望校に行けるよう頑張りたい。」

 明日からの夏休みについて,校長からは「前期のスローガンである自他尊重を、夏休みは家でも意識してほしい。保護者や自分に関わる人々を尊重して、感謝の気持ちを表してほしい。」と話しました。夏休み中はご家庭中心の生活になります。家族の一員として、周りを尊重しながら過ごす30日間であってほしいと願っています。8月23日の始業式に、全員が元気に登校することをお待ちしています。

7月23日 1学期終業式(1年生、井上さん)7月23日 1学期終業式(2年生、二本栁さん)7が宇23日 1学期終業式(3年生、泉さん) 

 

1年生理科で研究授業を行いました。

 教職員には「研修」が義務づけられており、本校では「校内研修」としてお互いに授業を見せ合い、授業力向上に努めています。今年度最初の研究授業として、先週7月19日(金)に武内先生が1年生理科を行いました。「いろいろな生物とその共通点 動物の分類」という内容で、生徒が「セキツイ動物を分類するためには、何に注目すればいいか」について考えました。先生から提示された様々な動物について、タブレットを使って協働的な学びとして2つのグループになって話し合いを行ったり、個別最適な学びとして一人で分類を考えたりしました。そして何に注目して分類したかについて発表を行い、全員で考えたことを共有しました。今後も秋にかけて全員の先生が研究授業を行っていきます。

7月19日 1年理科(研究授業)①7月19日 1年理科(研究授業)②7月19日 1年理科(研究授業)③ 

生徒会協議会総会へ本校生徒会から2名参加しました。

 昨日18日(木)の午後、亀田交流プラザで行われた前期生徒会協議会総会に、本校生徒会長の松本さんと生徒会書記の成田さんが参加しました。テーマは「多様性を認め、いじめをしない生徒の育成」で、いじめ未然防止のための他者理解について、各中学校の取組の発表やグループでの話し合いなどが行われました。松本会長と成田書記からは、恵山中で取り組んでいる、3つの学年が一緒に行う縦割り活動について、体育祭での赤組と黄組の取り組み、毎日の清掃、委員会活動などの内容を発表しました。グループの話し合いでは、近隣の戸井学園、南茅部中学校と(松本さんの言葉によれば)「怖いくらいすごく真剣な態度で」協議を行いました。本校でも、先日いじめについて考える「いじめ撲滅集会」を生徒会が主体となって行いました。前期のスローガンである「自他尊重」の精神に沿って、周りの人を尊重することにより、いじめが起こらない学校づくりを、生徒ともに進めていきたいと思います。

7月18日 生徒会協議会総会①7月18日 生徒会協議会総会②7月18日 生徒会協議会総会③ 

 

薬物乱用防止教室を行いました。

 昨日17日(水)、函館中央警察署生活安全課少年係の警察官を講師として招き、全校生徒に向けた薬物乱用防止教室を行いました。最近は、特に若者の大麻事案が多いということで、大学生が大麻の使用をきっかけに最後は覚醒剤に手を染めて人生が転落していく内容のビデオを視聴し、講師の警察官から、具体的な薬物の種類や危険性、処罰、薬物に近づかない方策など、詳しい説明がありました。生徒は真剣な態度で聴き、何点か質問をしていました。最後に2年生の三上さんから、講師へ感想とお礼の言葉を述べました。また、昨日は恵山地区の3名の保護司も同席しました。保護司の方にお話を聞いたところ、薬物乱用の経験者も保護対象として実際にいるとのことでした。講師の警察官からは、特に函館市は他の都市に比べて大麻が多いので、中学生も十分に可能性があると聞きました。この後迎える夏休みに向け、「夏休みの決まり」をしっかり守って過ごすよう、生徒にもしっかりと伝えていきたいと思います。

7月17日 薬物乱用防止教室①7月17日 薬物乱用防止教室②7月17日 薬物乱用防止教室③

 

 

 

 

 

 

7月17日 薬物乱用防止教室④7月17日 薬物乱用防止教室⑤7月17日 薬物乱用防止教室⑥ 

7月12日に授業参観・図書館開放を行いました。

  先週12日(金)は授業参観、学級懇談および保護者向けの図書館開放を行いました。授業参観について、1年A組の音楽では、もののけ姫のテーマをリコーダーで演奏し、ペアになってお互いの演奏についてアドバイスや発表をしました。2年A組・SB組の保体では、バレーボールの対人パスとサーブ練習に取り組みました。3年A組の英語では、ALTのスティーブン先生とのTT(ティームティーチング)で、ポイントになる英語(英文)について会話ゲームなどを行って学習しました。3年SA組の国語では、書写(毛筆)で「創造」を行書で書くために、字の一部分の練習を何回も繰り返してから全体を書く練習に取り組みました。

 また授業参観と同じ時間帯に、保護者を対象に図書館開放を行いました。この日は8名の保護者が図書室を訪れ、学校司書の案内で実際に本に触れたり、本を借りたりしていただきました。授業参観と図書館開放の後、生徒が下校後に各学級で懇談を行い、1学期の子どもたちの様子や夏休みについて、3年生は2学期から本格化する進路決定等について、担任を中心に懇談を行いました。ご多用のところご来校いただき、ありがとうございました。

7月12日 授業参観(1年A組・音楽)7月12日 授業参観(2年A組、SB組・保体)7月12日 授業参観(3年A組・英語①)

 

 

 

 

 

 

7月12日 授業参観(3年A組・英語②)7月12日 授業参観(3年SA組・国語)7月12日 図書館保護者開放 

1年生が職場体験学習を行いました。

 昨日9日(火)に、1年生7名がキャリア教育の一環として職場体験学習に出かけました。つつじ保育園に田中さん、浜田さん、うみまち食堂・菜の花に井上さん、吉崎さん、三好さん、日ノ浜消防署に泉さん、小田さんがそれぞれ訪問し、午前中の3時間ほどの中で、さまざまな体験をしました。校長もお礼かたがた3カ所を回り、生徒の様子を見てきました。つつじ保育園に行った時は、2人が年少から年長の園児といっしょに「リズム運動」に参加していました。2人とも、つつじ保育園の卒園生なので、参加しているうちに「だんだん思い出してきた」と言っていました。菜の花では、エビむきなど実際に提供するメニューの仕込みをしたあと、醤油ラーメン(ハーフサイズ)を実際に調理し、自分で作ったものを試食しました。美味しそうな顔が印象的でした。日ノ浜消防署に行った時は、2人が防火衣を試着していました。分厚い防火衣とヘルメットが似合っていました。その後はロープの結索の体験を行いました。今回ご協力いただいた皆様には、この場をお借りして、心より感謝申し上げます。

7月9日 1年生職場体験 つつじ保育園①7月9日 1年生職場体験 つつじ保育園②7月9日 1年生職場体験 菜の花①

 

 

 

 

 

 

7月9日 1年生職場体験 菜の花②7月9日 1年生職場体験 日ノ浜消防署①7月9日 1年生職場体験 日ノ浜消防署② 

七夕と折り鶴について

 7日(日)は七夕でした。月曜日の朝に3年生の教室をのぞいたら、七夕飾りがありました。「◯◯に会えますように」や「◯◯になりたい」など、願いごとの短冊がたくさんついていました。微笑ましく読ませていただきました。蛇足ですが、函館で七夕に子どもたちが「竹に短冊七夕祭り・・・ろうそく一本ちょうだいな」と家々を回る風習がありますが、恵山地区は回らないようです。

 また、各教室では折り鶴を生徒が一生懸命作っています。8月9日に行われる長崎の平和記念式典に、函館市から「平和大使」として中学生の代表が訪問する時に、函館市内の中学生が作った折り鶴を持参し、平和の祈りを込めて捧げることになっています。本校でも先週から全員で折り鶴づくりに取り組んでいます。

7月8日 3年七夕飾り7月8日 2年折り鶴 

道徳の授業の紹介(7月4日、5日実施)

 今回の道徳の授業は、全クラスともに「主として集団や社会との関わりに関すること」についての内容を扱いました。それぞれ公共のマナー、世界の平和、障がい者スポーツについて考え、議論しました。(なお、写真は4日の3年生しか撮影できませんでしたので、ご了承ください。)

7月4日 3SA道徳①7月4日 3SA道徳②

 

 

 

 

7月4日 3A道徳①7月4日 3A道徳②

 

 

 

 

 

 

1年A組、1・2年SB組道徳「花火に込めた平和への願い」
◯内容項目…C主として集団や社会との関わりに関すること-18国際理解、国際協力
◯内容の概略
2015年1月、ゆかりは新潟県長岡市の「中学生海外体験ホノルル訪問事業」(約1週間の日程でホノルルの人々や中学生と交流しながら、真珠湾攻撃をはじめ、戦争と平和について学び、考える事業)の一員としてハワイを訪問した。沈没したままの戦艦アリゾナの上にあるアリゾナ記念館で胸が締めつけられ黙り込んだゆかりに、現地ガイドが「Are you OK?」と声をかけてくれた。こんなに悲しい現場で、かつては敵だった国の私たちに、どうしてこんなに温かく接してくれるんだろう。夕食後、ガイドさんが「悲劇はあったけれど、過去は変えられない。過去から学びながら、未来を見つめて、日本ともっともっといい関係を作っていきたい。」と言ってくれた。2015年8月15日、ホノルルの真珠湾で長岡の花火が打ち上げられた。ゆかりはニュース番組を見て「平和のために、私にできることってなんだろう。」とつぶやいていた。
◯坂井教諭(1A担当)の思い、考えさせたいこと
・人のために自分ができること→世界平和のために自分ができること→戦争のない世の中を目指すことについて考えさせたい。
○玉野教諭(1・2SB担当)の思い、考えさせたいこと
・世界の平和のために、自分ができることや、なぜ千羽鶴を折るのかについて考えさせたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・平和のためには 差別をしない、ボランティアと募金を行う。
・平和のためにはボランティアをする。人を守る、助ける。

 

2年A組道徳「美しい鳥取砂丘」
◯内容項目…C主として集団や社会との関わりに関すること-10遵法精神、公徳心
◯内容の概略
 2008年に「私」は妻と2人の子供と一緒に鳥取砂丘へ観光に出かけた。いよいよ当日の朝になり、子どもたちが大はしゃぎで駆け出したため私も後を追った。ところが目に飛び込んできたものは「馬の背」と呼ばれる高さ約50メートルの斜面に、縦横20メートル四方もある大きな落書きと、それを完成させて騒いでいる若者だった。私は肩を落とし落書きをした人間に憤慨した。後日、私たち家族は「美しい鳥取砂丘を守り育てる条例」の案の存在を知った。内容は50メートル先から視認できる落書きに対して最高50万円の罰金を科すというものだった。これには賛否両論が寄せられていた。この後、条例案は「5万円以下の過料」等に修正されて可決、施行されたが、現在でも落書きは続いているという。
◯髙木教諭(2A担当)の思い、考えさせたいこと
・公共の施設や場所を大切にするために、また日常生活の中でも同じような場面があることもふまえ、自分たちはどんなことができるのか、どのように行動すべきか考えさせたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・すごくいいべんきょうになった。なんで落書きよくないかわかった。
・罰金をしても落書きが減らないことにびっくりした。改善方法をみつけるのが難しかった。

 

3年A組、3年SA組道徳「No Charity,But a Chance!」
◯内容項目…C主として集団や社会との関わりに関すること-12社会参画、公共の精神
◯内容の概略
 障がい者がスポーツをすることが考えられなかった60年ほど前の日本で、その状況を打ち破り、障がい者の社会参画を後押し「日本の障がい者福祉の父」と呼ばれた中村 裕(なかむら ゆたか)医師のお話。1960年にイギリスの脊髄損傷センターを訪れた中村医師は、そこの患者の85%が6か月で社会復帰していることや、車いすに乗った患者がバスケットボールや卓球、水泳などのスポーツを楽しむ姿を見て驚いた。帰国した中村医師の情熱が実り、1964年に東京でパラリンピックが開催された。しかしさらなる課題は外国人選手のほとんどが仕事をもっているのに対し、日本人選手で仕事を持っているのは1割にも満たないことだった。中村医師は私財を投げ出して障がい者が社会復帰するための施設「太陽の家」を創設した。その信念は「No Charity,But a Chance!(保護より働く機会を)」だった。多くの苦労の末、「太陽の家」は業績を伸ばし、働いて社会に進出する機会を多くの障がい者にもたらした。1984年、障がい者という言葉がこの世からなくなることを夢見ながら、中村医師は57歳の生涯を閉じた。
◯大和教諭(3A担当)の思い、考えさせたいこと
・日本の障害者福祉の父と呼ばれた中村裕医師の業績や思いを捉えることで、現在のノーマライゼーションを見直させたかった。この夏にはパラリンピックが開催されるので、国際的な取組をぜひ見てほしい。
◯武内教諭(3SA担当)の思い、考えさせたいこと
・障がいをもつ人が、よりよい生き方をできるようにするために、自分たちがどんなことを考えていかなければないけないか。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・どんな障害を持っている人でも差別や偏見を持たず、平等に生きることが大事だと考えることができました。
・差別しないで障がいがある人にも同じく接してあげる事が大切だということ。