今回の道徳では、公平・不公平、縄文杉を通した自然への感動と畏敬の念、ジェンダーなど多様な性について、それぞれ考えました。
・1年A組
○教材「どうして?」
○内容項目C主として集団や社会との関わりに関すること(11)公正、公平、社会正義
○教材の内容
コンサートでの車椅子の優先入場と、学級新聞での作業分担という2つの事例から、公平と不公平について考えを深める。
○教師が生徒に考えさせたいこと
“公平”“不公平”を普段よりもう一歩深く考えることで、これからの日常での“判断”に役立てさせたい(須藤教諭)
○生徒の振り返り(一部抜粋)
・(公平、不公平について)これからもっと話し合っていきたいし、周りに配慮していきたい。
・公平かどうか判断する時は気を遣って役割を分担することを大切にしたい。
・S組、2年A組
○教材「樹齢七千年の杉」
○内容項目D主として生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること(21)感動、畏敬の念
○教材の内容
「私(小説家の椋鳩十)」は、屋久島で樹齢七千年の杉に対面し、脈々と続く命のすばらしさに感動と驚きを覚える。
○教師が生徒に考えさせたいこと
・自然の生命がもつ美しさや偉大さを見つめ直し、自分の生活や生き方とのつながりについて考えさせたい。(立花教諭)
・自然と自分との関係性に気づき、畏怖の念とともに大切に思う姿勢をつけさせたい。(佐藤忍教諭)
○生徒の振り返り(一部抜粋)
・恵山に登山したときに、人の力だけではつくり出せないものを見たと感じた。
・海を見ると落ち着く、草原を見ると元気になるなど自然から癒やされる。
・3年A組
○教材「カラフルな世界で」
○内容項目A主として自分自身に関すること(3)向上心、個性の伸長
○教材の内容
井手上漠(いでがみ ばく)さんは中学生時代、性別の悩みを母に打ち明けたことをきっかけに、自己を肯定できるようになった。自分らしく生きる大切さを伝える内容。
○教師が生徒に考えさせたいこと
ジェンダーなどの固定観念にとらわれすぎず、自分や他人の生き方や好きなことを認められる心を大切にしてほしい。(玉野教諭)
○生徒の振り返り(一部抜粋)
・好きなことは自信をもって言えるようになることが大切。認めることも大事なのがわかった。
・他人に何と言われようが自分の「好き」を貫いて本来の自分を見失わないことが自分らしく生きることだと思う。