学校ブログ
3A・3SA道徳の授業の紹介(9月10日実施)
今週の道徳2日目(9月10日)の紹介です。2クラス共に「命の大切さ」という同じ題材でした。第27回全国中学生人権作文コンテストを受賞した実話に基づくお話です。
3年A組、3年SA組道徳「命の大切さ」
◯内容項目…C主として集団や社会との関わりに関すること-11公正、公平、社会正義
◯内容の概略
僕は中学1年の時に病気で長期入院した時、同じ部屋で高校1年のK君と仲良くなり、何でも話せる仲になった。ある時、K君に地下の売店に誘われたが、僕は人にジロジロ見られるのが嫌だった。病棟の患者は守られているが病棟から一歩外に出たらそうではない。「皆同じ人間なのだから恥じる事ないよ。」とK君は僕に言いたかったのだと思った。僕が退院した後もK君の入院生活は続いていた。ある時検査で病院に行ってK君と会ったが、彼は車イスに乗って別人のように姿が変わっていた。でも眼はキラキラと輝いていた。その後K君は天国に旅立ってしまったが、命の重さ・決して諦めず頑張る強さ・そして偏見や好奇心で人を見てはいけない事を忘れはしない。
◯須藤教諭(3A担当)の思い、考えさせたいこと
・頭では理解したつもりでいても、気づかない間に他人を偏見の目で見たり、差別したりしてしまっていること、個々の人たちが日常の中でそういう自分を戒めるべきことを考えさせたい。
◯髙木教諭(3SA担当)の思い、考えさせたいこと
・「命の大切さ」について考えると共に、そのことに気づくきっかけや経験がないか聞き、その中で誰に対しても公平に接していくことが、大人になっていくにつれて大切なことだということを一緒に考えたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・命の大事さを知った。
・絶対に病気や障害がある人は馬鹿にしてはならない。人を見た目で判断してはいけないと思った。
1A道徳の授業の紹介(9月9日実施)
今週の道徳は、時間割の都合で9日(月)~11日(水)にかけて行われています。昨日9日(月)は1年A組で授業がありました。郷土芸能に関わる内容で、題材にある郷土芸能のビデオを見たり、恵山地区の神社祭で行われている松前神楽と関連付けて、郷土の伝統について考えました。
9月9日(月)
1年A組「震災を乗り越えて-復活した郷土芸能-」
◯内容項目…C主として集団や社会との関わりに関すること-16郷土の伝統と文化の尊重、郷土を愛する態度
◯内容の概略
岩手県宮古市津軽石地区の津軽石中学校で、30年以上続いていた「法(のり)の脇鹿踊(わきししおど)り」などの郷土芸能発表が、東日本大震災で途切れていた。2012年に生徒会長が郷土芸能発表の復活させたいと動き出した。ただし演奏や踊りに欠かせない鹿頭(ししがしら)や衣装を一から作らなければならず、とても苦労した。それでも伝統を受け継ぐため、生徒は心を一つにして保存会の協力を得ながら制作や練習に取り組んだ。そして発表本番は多くの地域の人たちが見守る中、大成功に終わった。震災を乗り越え、手作りで受け継がれる郷土芸能。そこには保存会や地域の人々、そして津軽石中学校の生徒たちの情熱があった。
◯大和教諭(1A担当)の思い、考えさせたいこと
・地域に根ざしている郷土芸能は、誰が守っていくのかを考えさせたい。恵山には松前神楽が受け継がれているが、自分たちの関わりを見直させたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・伝統芸能を大事にして、1年できなかったら復活させる心がとてもいいなと思いました。
・自分の地域の郷土芸能をこれからも大切にしたい。
第20回ECS(恵山中コミュニティ・スクール)恵祭(文化祭)へ向けて②(合唱練習)
先週9月6日(金)に、全校音楽の授業で恵祭の合唱曲練習に取り組みました。今年の合唱曲はAI(アイ=日系アメリカ人のシンガーソングライター)の「Story(ストーリー)」です。6日は、まず体育館に全員が集まって、体をほぐして発声練習をして(下の写真)、その後、3つのパートに分かれて練習しました。教職員もそれぞれのパートに配置し、パートリーダーと連携しながら練習を進めました。
暑い中ですが、授業に集中して取り組んでいます+6年前はブラックアウトでした
今週も気温が高い日が続きました。今年導入されたスポットクーラーを一日中動かしていますが、特に2階の教室は25度を下回らない状態です。学校では引き続き水分補給や休憩など熱中症対策に取り組んでいます。そんな中ですが生徒は授業に集中して取り組んでくれています。下の写真は1年生(1A、1S)の英語、2年生音楽(恵祭の合唱曲練習)、3年生保体(バレーボール)の様子です。来週11日(水)には3年生の実力Aテストが控えています。明日からの土日も、計画的に準備に取り組んでほしいと思います。
余談ですが 6年前の今日9月6日の早朝に胆振東部地震が発生し、北海道全域が停電する「ブラックアウト」が数日続きました。学校も臨時休校となりました。電気のない不便な状態の生活を強いられました。あの頃を思い出し、今日をきっかけに災害への備えを再確認してはいかがでしょうか。下の写真は本日の下校時間の玄関電子掲示板です。
第20回ECS(恵山中コミュニティ・スクール)恵祭(文化祭)へ向けて①(ポスターコンクール)
今月末の27日(金)に実施予定の恵祭に向けて、ポスターコンクールを行っています。夏休みの美術課題として取り組んだ恵祭ポスターを、制作者の名前を伏せて、体育館渡り廊下に掲示しています。現在、生徒と教職員による審査中です。今年の生徒会テーマは「志咲絆輝(ししょうばんき)」で、それに基づいた、生徒たちが考案した様々なデザインのポスターです。昨年は下の右側にある三上優音さんのポスターが最優秀賞に輝きました。
二者懇談が始まりました+授業の様子
昨日9月3日(火)から二者懇談が始まりました。本校では4月、9月、12月に保護者の皆様にご来校いただき、生徒の様子等について担任教員と個別の懇談を行っています。今回は1学期と夏休みを終えた中間の時期での懇談です。3年生については、本HPの「お知らせ」にもありますが、進路についての話も進めていきます。進路希望調査を経て、12月に三者(生徒、保護者、担任)懇談を行い、具体的な進路を決めていくことになります。
次の写真は9月3日、各学年の授業の様子です。1年生(美術)は恵祭で展示する「マイキャラクター」の制作、2年生(保体)はバレーボールのオーバーハンドパスの練習、3年生(理科)は遺伝の学習をトランプを使って行っています。
前期最後の専門委員会・全校集会を行いました。
昨日9月2日(月)に、前期生徒会活動としては最後となる専門委員会および報告の全校集会が行われました。5月1日の生徒総会で決定した活動計画に沿って、約4ヶ月にわたって様々な活動に取り組みました。昨日の専門委員会では、前期の活動反省と後期へ向けての引き継ぎ事項を確認しました。(左下、左中央の写真は学習委員会の様子です。) 全校集会では、会長の松本さん、代議員の大瀧さん、学習委員の坂下さん、保体委員の泉(結)さんの4人から、各委員会での話し合いについて詳しくしっかりと報告してくれました。昨日は校長が不在だったため、教頭から「前期は、まだ残り1ヶ月あるので活動を全うすること。9月末にある恵祭にむけて自他尊重に心がけ、いい形で恵祭を迎えてほしい。」と全生徒へ話がありました。
道徳の授業の紹介(8月29日実施)
2学期最初の道徳授業を紹介します。今回は「自分だったら」や「自分たちの恵山中学校について」を考える授業もあり、より身近なことについて生徒がよく考えてくれていました。(なお、1学期までの道徳授業の紹介で「内容の概略」が長めだったため、今回から短くまとめるように改善してみました。それでも長く感じるかもしれません・・・。)
1年A組、1年SA組道徳「私らしさって?」
◯内容項目…A主として自分自身に関すること-1自主、自律、自由と責任
◯内容の概略
ユウコは小学校時代は学級委員としてクラスをまとめ、頼りにされていた。中学校では周りの様子が気になって学級委員の立候補できなかった。2学期の終わりの学級対抗スポーツ大会の種目決めでも、挙手して発言しようとしたが途中でやめてしまった。そのことを小学校の時に同級生だったアキに話すと、「いつものユウコらしくないよ。」と言われた。家に帰って小学校の卒業アルバムを見ながら、アキに言われた言葉を思い出していた。
◯玉野教諭(1A担当)の思い、考えさせたいこと
・「自分らしさ」を自覚し、尊重することで、自信をもって学校生活を送ってほしい。
○髙橋教諭(1SA担当)の思い、考えさせたいこと
・周囲の目に惑わされず、自分の気持ちを大切にして、取り組む大切さを気付かせたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・自分らしく勉強を頑張りたいです。
・(アキがユウコに伝えたかったことは?について)知らない他の人もいるけど、自分が言いたいことは言っていいし、やりたいことはやっていい!
2年A組道徳「ハイタッチがくれたもの」
◯内容項目…C主として集団や社会との関わりに関すること-15よりよい学校生活、集団生活の充実
◯内容の概略
福岡市の「いじめゼロサミット」に参加した生徒会長の裕司は、今年提案された「ハイタッチの日」を自分の中学校でも提案した。しかし「ハイタッチしても、いじめはなくならないんじゃないかな」などの意見が出て賛成を得られなかった。副会長の浩一も考え込んだままで、裕司は暗い気持ちになった。次の土曜日のバレー部練習試合では、もやもやした気持ちでミスを連発した。浩一は、いつもと違う裕司の姿を見て、相手の強烈なサーブに反応し、裕司のスパイクにつなげた。選手たちが裕司とハイタッチした。その後、裕司は調子を取り戻し、ポイントが決まるたびにハイタッチした。その日の帰り道、裕司が浩一に「ハイタッチの日の提案をもう一度しよう思う」と言うと、浩一はニコッと笑顔で「もちろん、僕も協力するよ。」と右手で裕司にハイタッチした。
◯立花教諭(2A担当)の思い、考えさせたいこと
・恵山中学校の良さや取り組みを広め、つないでいくために何が必要なのか、具体的な行動について考えさせたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・学校の良さを後輩に伝え、次々と受け継いでもらう。二学期は自他尊重をもっと心がける。
・他学年との交流を増やす。言葉を選んで発言することを心がけたい。自分の意見を持つ。
3年A組、3年SA組道徳「稲村の火・余話」
◯内容項目…C主として集団や社会との関わりに関すること-16郷土の伝統と文化の尊重、郷土を愛する態度
◯内容の概略
1754年12月24日夜の安政南海地震で和歌山県広川町が大津波に襲われた時の実話。地震後に津波が来ると考えた、しょうゆ問屋の当主・濱口儀兵衛は、逃げ遅れた村人のために高台で稲むら(稲の束を積み重ねたもの)に火を放ち、その日を目印に多くの人が高台に逃げることができた。地震後、儀兵衛は故郷の復興のため、将来また来るであろう津波に備えて、紀州藩に堤防の造築を申し出、巨額の私財を投じて高さ5m、長さ600mの堤防を築いた。この堤防は1946年の昭和南海地震の時に村を津波から守った。儀兵衛たち先人の精神を受け継ぐため、現在も地域の小中学生が広村堤防に土盛りをするなどの行事が続けられている。
◯佐藤教諭(3A担当)の思い、考えさせたいこと
・郷土のために尽くした先人の生き方を理解し、自分たちも恵山の地域社会の一員であることを意識させ、地域のために何ができるかを考えさせたい。
◯坂井教諭(3SA担当)の思い、考えさせたいこと
・ふるさとを思う気持ち、将来にわたりふるさとにできることは何だろうと考えさせ、大切にさせたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・自分も災害時には人に気をつかえる人のなりたい。
・自然災害が起きる前に避難用バックを作ったり、地震や津波に関するポスターをお店に貼るなど色々わかった。
前期期末テストが終了+職員ICT研修について
26日(月)から今日まで4日間にわたった前期期末テストが、今日の技術のテストをもって終了しました。生徒の皆さん、大変お疲れ様でした。採点された解答が戻ってきていると思いますので、見直し・解き直しを進めましょう。3年生は実力Aテストが13日後に迫っています。こちらは1年生からの広い範囲のテストになります。配布済みの範囲表を確認して、計画的に準備を進めましょう。写真は左から昨日28日(水)の1年生保体テスト、2年生家庭テスト、3年生技術テスト、2段目左は3年生数学での実力テスト過去問解説の様子です。
また、昨日28日(水)に職員ICT研修を行いました。講師は下の左の写真奥に座っているICTサポーターの守谷さんです。現在、生徒がタブレットで使っている「ジャムボード」(6月4日の本ブログで紹介しました)というアプリが10月1日以降に入力や編集ができなくなるため、それに代わるアプリ(Canva=キャンバ、Padlet=パドレット)について、守谷さんが説明や体験・実演をしてくれました。 昨日はリモートでえさん小学校とつなぎ、2校で同時に研修を行いました。下の右の写真は、今日、SA組でさっそくCanvaを使ってみている様子です。
前期期末テスト(音楽・美術)を実施しました。
昨日に引き続き、全学年の音楽・美術のテストを行いました。下の左の写真が1年生音楽テスト、中央の写真が2年生美術テストの様子です。また、昨日の5教科のテストについて、今日さっそく返却される教科がありました。下の右の写真は3年生社会の返却(教師による解説中)の様子です。明日は保健体育と家庭、明後日は技術のテストが行われる予定です。
前期期末テスト(国,数,社,理,英)を実施しました+評価・評定(成績)について
本日、予定通り国語、数学、社会、理科、英語の前期期末テストを行いました。夏休みが始まる前に、夏休みの課題とともにテスト範囲も発表していました。下の写真は左から1年生、2年生、3年生の国語テストの様子です。真剣に問題に向き合う姿が見られました。
本校では今日の5教科のほか、今週中に、美術、音楽、保体、技術家庭のテストも行います。本校の教員が作成するテストは、今回の前期末と3学期の学年末の2回です。(※実力テストについては、後日あらためて説明します。) ここでテストと評価・評定(成績)について少し説明します。学校で行うテストは「成績を決めるため」と思われがちです。もちろんテストの結果も評価・評定を決めるときには考慮しますが、今は「テストの点数だけで成績を決めていない」のです。「論述やレポートの作成、発表、グループでの話合い、作品の制作等といった多様な活動に取り組ませるパフォーマンス評価などを取り入れ、ペーパーテストの結果にとどまらない、多面的・多角的な評価」(中央教育審議会資料より引用)を行っています。したがって、ある教科で90点だったとしても、評定「4」や「5」がつかないこともあります。点数はあくまでも総合的な目安であり、成績のためというより、「今の自分が身につけていない部分の確認」ととらえて、テスト後の授業で自分に不足している部分を身につけるための目安と考えてほしいと思います。本校の教員からも「テストのやり直し」を勧めていますが、テストが終わった後の取り組みが大事だということです。こういう力が本当の意味の「学力」です。
2学期の始まりにあたって
30日間の夏休みが終わり、今日から2学期が始まりました。夏休み中に部活動で顔を合わせた生徒もいましたが、今日久々に登校する生徒の元気そうな姿を見ることができました。今日は1時間目に校内の強化清掃を行ってから始業式を実施しました。
始業式では各学年の代表3名から2学期に向けての話がありました。一部を紹介します。1年生の田中さん・・・「あいさつ、部活、家庭学習を、2学期を充実したものにするために頑張って努力したい。」 2年生の岩村さん・・・「夏休みでは港祭りの花火大会と部活が印象に残った。11月の新人戦に向けたダブルスの練習が楽しかった。2学期は勉強と恵祭を頑張りたい。」 3年生の手代森さん・・・「2学期に頑張りたいことの1つ目は勉強。1学期は社会を頑張った。ABCテストや期末テストに向けて、また志望校に受かるように学校でも家でも努力したい。2つ目は恵祭で3年生の発表や係活動を頑張りたい。3つ目は早寝早起きを頑張りたい。」
2学期は9月末(27日)に恵祭(文化祭)が控えているとともに、3年生にとっては進路決定に向けた重要な期間になります。また生徒会は3年生から2年生へのバトンタッチの時期にもなります。1年生の田中さんの話のように「2学期を充実したものに」という気持ちで、生徒、教職員ともに取り組んでいきたいと思います。
1学期が本日で終了、明日から夏休みです。
本日23日(火)に1学期終業式を行い、約70日あまりの1学期が終わりました。明日から8月22日(木)までの30日間、夏休みとなります。4月8日の始業式・入学式からスタートし、全校的な行事である体育祭をはじめ、様々な教育活動を行ってきましたが、その間、大きなケガや事故等もなく、無事に1学期を終えることができました。これもひとえに保護者・地域の皆様のご理解、ご支援のお陰です。この場をお借りして、心よりお礼申し上げます。
本日の終業式では「1学期を振り返って」と題して3名の生徒が発表してくれました。大まかな内容を紹介します。1年生の井上さん・・・「はじめの体育祭で慣れなかったが、先輩が優しく教えてくれて不安なくできた。1学期に忘れ物が多かったことを2学期は事前に確認するなど、反省点をいかしていきたい。」 2年生の二本柳(希)さん・・・「体育祭では100mでライバルに勝てたこと、綱引きで勝てたことが良かった。学年関係なく協力できた。中体連では強い相手と当たって負けたが、自分のプレイについてのアドバイスをもらったので、今後活かしていきたい。」 3年生の泉(結)さん・・・「体育祭ではチームリーダーとして、良い感じにチームをまとめ、自分自身も良い経験ができた。修学旅行の自主研修では、班の全員が時計を持ち忘れて、だいたいの時間で動いたが、他のグループと会って目的地に着くことができた。2学期はABCテストがあるので、志望校に行けるよう頑張りたい。」
明日からの夏休みについて,校長からは「前期のスローガンである自他尊重を、夏休みは家でも意識してほしい。保護者や自分に関わる人々を尊重して、感謝の気持ちを表してほしい。」と話しました。夏休み中はご家庭中心の生活になります。家族の一員として、周りを尊重しながら過ごす30日間であってほしいと願っています。8月23日の始業式に、全員が元気に登校することをお待ちしています。
1年生理科で研究授業を行いました。
教職員には「研修」が義務づけられており、本校では「校内研修」としてお互いに授業を見せ合い、授業力向上に努めています。今年度最初の研究授業として、先週7月19日(金)に武内先生が1年生理科を行いました。「いろいろな生物とその共通点 動物の分類」という内容で、生徒が「セキツイ動物を分類するためには、何に注目すればいいか」について考えました。先生から提示された様々な動物について、タブレットを使って協働的な学びとして2つのグループになって話し合いを行ったり、個別最適な学びとして一人で分類を考えたりしました。そして何に注目して分類したかについて発表を行い、全員で考えたことを共有しました。今後も秋にかけて全員の先生が研究授業を行っていきます。
生徒会協議会総会へ本校生徒会から2名参加しました。
昨日18日(木)の午後、亀田交流プラザで行われた前期生徒会協議会総会に、本校生徒会長の松本さんと生徒会書記の成田さんが参加しました。テーマは「多様性を認め、いじめをしない生徒の育成」で、いじめ未然防止のための他者理解について、各中学校の取組の発表やグループでの話し合いなどが行われました。松本会長と成田書記からは、恵山中で取り組んでいる、3つの学年が一緒に行う縦割り活動について、体育祭での赤組と黄組の取り組み、毎日の清掃、委員会活動などの内容を発表しました。グループの話し合いでは、近隣の戸井学園、南茅部中学校と(松本さんの言葉によれば)「怖いくらいすごく真剣な態度で」協議を行いました。本校でも、先日いじめについて考える「いじめ撲滅集会」を生徒会が主体となって行いました。前期のスローガンである「自他尊重」の精神に沿って、周りの人を尊重することにより、いじめが起こらない学校づくりを、生徒ともに進めていきたいと思います。
薬物乱用防止教室を行いました。
昨日17日(水)、函館中央警察署生活安全課少年係の警察官を講師として招き、全校生徒に向けた薬物乱用防止教室を行いました。最近は、特に若者の大麻事案が多いということで、大学生が大麻の使用をきっかけに最後は覚醒剤に手を染めて人生が転落していく内容のビデオを視聴し、講師の警察官から、具体的な薬物の種類や危険性、処罰、薬物に近づかない方策など、詳しい説明がありました。生徒は真剣な態度で聴き、何点か質問をしていました。最後に2年生の三上さんから、講師へ感想とお礼の言葉を述べました。また、昨日は恵山地区の3名の保護司も同席しました。保護司の方にお話を聞いたところ、薬物乱用の経験者も保護対象として実際にいるとのことでした。講師の警察官からは、特に函館市は他の都市に比べて大麻が多いので、中学生も十分に可能性があると聞きました。この後迎える夏休みに向け、「夏休みの決まり」をしっかり守って過ごすよう、生徒にもしっかりと伝えていきたいと思います。
7月12日に授業参観・図書館開放を行いました。
先週12日(金)は授業参観、学級懇談および保護者向けの図書館開放を行いました。授業参観について、1年A組の音楽では、もののけ姫のテーマをリコーダーで演奏し、ペアになってお互いの演奏についてアドバイスや発表をしました。2年A組・SB組の保体では、バレーボールの対人パスとサーブ練習に取り組みました。3年A組の英語では、ALTのスティーブン先生とのTT(ティームティーチング)で、ポイントになる英語(英文)について会話ゲームなどを行って学習しました。3年SA組の国語では、書写(毛筆)で「創造」を行書で書くために、字の一部分の練習を何回も繰り返してから全体を書く練習に取り組みました。
また授業参観と同じ時間帯に、保護者を対象に図書館開放を行いました。この日は8名の保護者が図書室を訪れ、学校司書の案内で実際に本に触れたり、本を借りたりしていただきました。授業参観と図書館開放の後、生徒が下校後に各学級で懇談を行い、1学期の子どもたちの様子や夏休みについて、3年生は2学期から本格化する進路決定等について、担任を中心に懇談を行いました。ご多用のところご来校いただき、ありがとうございました。
1年生が職場体験学習を行いました。
昨日9日(火)に、1年生7名がキャリア教育の一環として職場体験学習に出かけました。つつじ保育園に田中さん、浜田さん、うみまち食堂・菜の花に井上さん、吉崎さん、三好さん、日ノ浜消防署に泉さん、小田さんがそれぞれ訪問し、午前中の3時間ほどの中で、さまざまな体験をしました。校長もお礼かたがた3カ所を回り、生徒の様子を見てきました。つつじ保育園に行った時は、2人が年少から年長の園児といっしょに「リズム運動」に参加していました。2人とも、つつじ保育園の卒園生なので、参加しているうちに「だんだん思い出してきた」と言っていました。菜の花では、エビむきなど実際に提供するメニューの仕込みをしたあと、醤油ラーメン(ハーフサイズ)を実際に調理し、自分で作ったものを試食しました。美味しそうな顔が印象的でした。日ノ浜消防署に行った時は、2人が防火衣を試着していました。分厚い防火衣とヘルメットが似合っていました。その後はロープの結索の体験を行いました。今回ご協力いただいた皆様には、この場をお借りして、心より感謝申し上げます。
七夕と折り鶴について
7日(日)は七夕でした。月曜日の朝に3年生の教室をのぞいたら、七夕飾りがありました。「◯◯に会えますように」や「◯◯になりたい」など、願いごとの短冊がたくさんついていました。微笑ましく読ませていただきました。蛇足ですが、函館で七夕に子どもたちが「竹に短冊七夕祭り・・・ろうそく一本ちょうだいな」と家々を回る風習がありますが、恵山地区は回らないようです。
また、各教室では折り鶴を生徒が一生懸命作っています。8月9日に行われる長崎の平和記念式典に、函館市から「平和大使」として中学生の代表が訪問する時に、函館市内の中学生が作った折り鶴を持参し、平和の祈りを込めて捧げることになっています。本校でも先週から全員で折り鶴づくりに取り組んでいます。
道徳の授業の紹介(7月4日、5日実施)
今回の道徳の授業は、全クラスともに「主として集団や社会との関わりに関すること」についての内容を扱いました。それぞれ公共のマナー、世界の平和、障がい者スポーツについて考え、議論しました。(なお、写真は4日の3年生しか撮影できませんでしたので、ご了承ください。)
1年A組、1・2年SB組道徳「花火に込めた平和への願い」
◯内容項目…C主として集団や社会との関わりに関すること-18国際理解、国際協力
◯内容の概略
2015年1月、ゆかりは新潟県長岡市の「中学生海外体験ホノルル訪問事業」(約1週間の日程でホノルルの人々や中学生と交流しながら、真珠湾攻撃をはじめ、戦争と平和について学び、考える事業)の一員としてハワイを訪問した。沈没したままの戦艦アリゾナの上にあるアリゾナ記念館で胸が締めつけられ黙り込んだゆかりに、現地ガイドが「Are you OK?」と声をかけてくれた。こんなに悲しい現場で、かつては敵だった国の私たちに、どうしてこんなに温かく接してくれるんだろう。夕食後、ガイドさんが「悲劇はあったけれど、過去は変えられない。過去から学びながら、未来を見つめて、日本ともっともっといい関係を作っていきたい。」と言ってくれた。2015年8月15日、ホノルルの真珠湾で長岡の花火が打ち上げられた。ゆかりはニュース番組を見て「平和のために、私にできることってなんだろう。」とつぶやいていた。
◯坂井教諭(1A担当)の思い、考えさせたいこと
・人のために自分ができること→世界平和のために自分ができること→戦争のない世の中を目指すことについて考えさせたい。
○玉野教諭(1・2SB担当)の思い、考えさせたいこと
・世界の平和のために、自分ができることや、なぜ千羽鶴を折るのかについて考えさせたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・平和のためには 差別をしない、ボランティアと募金を行う。
・平和のためにはボランティアをする。人を守る、助ける。
2年A組道徳「美しい鳥取砂丘」
◯内容項目…C主として集団や社会との関わりに関すること-10遵法精神、公徳心
◯内容の概略
2008年に「私」は妻と2人の子供と一緒に鳥取砂丘へ観光に出かけた。いよいよ当日の朝になり、子どもたちが大はしゃぎで駆け出したため私も後を追った。ところが目に飛び込んできたものは「馬の背」と呼ばれる高さ約50メートルの斜面に、縦横20メートル四方もある大きな落書きと、それを完成させて騒いでいる若者だった。私は肩を落とし落書きをした人間に憤慨した。後日、私たち家族は「美しい鳥取砂丘を守り育てる条例」の案の存在を知った。内容は50メートル先から視認できる落書きに対して最高50万円の罰金を科すというものだった。これには賛否両論が寄せられていた。この後、条例案は「5万円以下の過料」等に修正されて可決、施行されたが、現在でも落書きは続いているという。
◯髙木教諭(2A担当)の思い、考えさせたいこと
・公共の施設や場所を大切にするために、また日常生活の中でも同じような場面があることもふまえ、自分たちはどんなことができるのか、どのように行動すべきか考えさせたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・すごくいいべんきょうになった。なんで落書きよくないかわかった。
・罰金をしても落書きが減らないことにびっくりした。改善方法をみつけるのが難しかった。
3年A組、3年SA組道徳「No Charity,But a Chance!」
◯内容項目…C主として集団や社会との関わりに関すること-12社会参画、公共の精神
◯内容の概略
障がい者がスポーツをすることが考えられなかった60年ほど前の日本で、その状況を打ち破り、障がい者の社会参画を後押し「日本の障がい者福祉の父」と呼ばれた中村 裕(なかむら ゆたか)医師のお話。1960年にイギリスの脊髄損傷センターを訪れた中村医師は、そこの患者の85%が6か月で社会復帰していることや、車いすに乗った患者がバスケットボールや卓球、水泳などのスポーツを楽しむ姿を見て驚いた。帰国した中村医師の情熱が実り、1964年に東京でパラリンピックが開催された。しかしさらなる課題は外国人選手のほとんどが仕事をもっているのに対し、日本人選手で仕事を持っているのは1割にも満たないことだった。中村医師は私財を投げ出して障がい者が社会復帰するための施設「太陽の家」を創設した。その信念は「No Charity,But a Chance!(保護より働く機会を)」だった。多くの苦労の末、「太陽の家」は業績を伸ばし、働いて社会に進出する機会を多くの障がい者にもたらした。1984年、障がい者という言葉がこの世からなくなることを夢見ながら、中村医師は57歳の生涯を閉じた。
◯大和教諭(3A担当)の思い、考えさせたいこと
・日本の障害者福祉の父と呼ばれた中村裕医師の業績や思いを捉えることで、現在のノーマライゼーションを見直させたかった。この夏にはパラリンピックが開催されるので、国際的な取組をぜひ見てほしい。
◯武内教諭(3SA担当)の思い、考えさせたいこと
・障がいをもつ人が、よりよい生き方をできるようにするために、自分たちがどんなことを考えていかなければないけないか。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・どんな障害を持っている人でも差別や偏見を持たず、平等に生きることが大事だと考えることができました。
・差別しないで障がいがある人にも同じく接してあげる事が大切だということ。