3A・3SA道徳の授業の紹介(9月10日実施)
今週の道徳2日目(9月10日)の紹介です。2クラス共に「命の大切さ」という同じ題材でした。第27回全国中学生人権作文コンテストを受賞した実話に基づくお話です。
3年A組、3年SA組道徳「命の大切さ」
◯内容項目…C主として集団や社会との関わりに関すること-11公正、公平、社会正義
◯内容の概略
僕は中学1年の時に病気で長期入院した時、同じ部屋で高校1年のK君と仲良くなり、何でも話せる仲になった。ある時、K君に地下の売店に誘われたが、僕は人にジロジロ見られるのが嫌だった。病棟の患者は守られているが病棟から一歩外に出たらそうではない。「皆同じ人間なのだから恥じる事ないよ。」とK君は僕に言いたかったのだと思った。僕が退院した後もK君の入院生活は続いていた。ある時検査で病院に行ってK君と会ったが、彼は車イスに乗って別人のように姿が変わっていた。でも眼はキラキラと輝いていた。その後K君は天国に旅立ってしまったが、命の重さ・決して諦めず頑張る強さ・そして偏見や好奇心で人を見てはいけない事を忘れはしない。
◯須藤教諭(3A担当)の思い、考えさせたいこと
・頭では理解したつもりでいても、気づかない間に他人を偏見の目で見たり、差別したりしてしまっていること、個々の人たちが日常の中でそういう自分を戒めるべきことを考えさせたい。
◯髙木教諭(3SA担当)の思い、考えさせたいこと
・「命の大切さ」について考えると共に、そのことに気づくきっかけや経験がないか聞き、その中で誰に対しても公平に接していくことが、大人になっていくにつれて大切なことだということを一緒に考えたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・命の大事さを知った。
・絶対に病気や障害がある人は馬鹿にしてはならない。人を見た目で判断してはいけないと思った。