学校ブログ
3学期の授業がスタートしました。
実際は昨日から授業が始まっていますが、本日から通常通りの学校生活が再開しました。
1年生は学活の時間に、一人ひとりが「絵馬」づくりに取り組みました。色画用紙にめいめいが絵馬をデザインして願いを書いていました。完成した絵馬は神社に見立てた大きい紙(学級目標から名づけた「十色神社」)に貼り出す予定です。
2年生は保体の授業で体力テストに取り組みました。反復横とびや長座体前屈などに取り組んで記録をとっていました。
3年生は社会科で公民分野の社会保障制度について授業に取り組みました。授業におじゃました時はスウェーデンと日本の社会保障のちがいについて、考えを述べていました。
どの学年も和気藹々(わきあいあい)とした雰囲気で意欲的に取り組んでいる様子でした。
3学期始業式を行いました。
まずは1月1日の夕方に発生した石川県能登半島地震で被害に遭われた皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
本日の始業式で校長から「地震などの災害はいつ起こるか分からない。普段からの防災の意識を高めて、何ができるかを、中学生として、あらためて考えてほしい。」と話しました。別の土地で起こっている他人事ではなく、自分事として考えることが大事です。ご家庭でも、あらためて「防災でできることは何か」や「災害が起こった時にどうするか」をお話ししていただけると幸いです。
また、始業式では3名の生徒から「3学期へ向けて」の発表がありました。下記は発表の要約です。
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1年の三上さんは「2学期を振り返ると勉強と委員会の2つをがんばった。勉強のしかたを変え、覚えやすいように工夫し、苦手の英語も取り組めるようになった。委員会と学級委員は自分の役割を果たして頑張った。3学期は2学期よりも積極的に頑張りたい。」
2年の大瀧さんは「2学期で2つの変化があった。1つは自主勉強。勉強の見直しと工夫で複数の教科の成績が上がったので、3学期も工夫を考え、体力づくりもしながら頑張りたい。もう一つは学級委員、代議員になったこと。それぞれの仕事も頑張りたい。」
3年の成田さんは「冬休みに2つの努力をした。一つ目は学年末テストと受験勉強の両立を頑張り、1年生の内容から順に復習した。二つ目は規則正しい生活。しっかりメリハリをもち、決まった時間に寝起きすることを心がけた。すぐに入試があるので努力の成果を発揮したい。」
それぞれの内容に3学期に向けての具体的なことが盛り込まれていることに感心しました。今年度残りの登校日が50日を切りました。1年の締めくくりとしての時間を大事に過ごしてほしいと思います。
2学期終業式を行いました。
本日は2学期最後の登校日となり、3時間目に終業式と表彰を行いました。
まずは8月からの2学期を無事に終えることができ、生徒・保護者・地域など関係の皆様には心から感謝申し上げます。
5月に新型コロナの扱いが変わり、この2学期は3年ぶりにコロナ前までの「制限なし、計画通り」の通常の活動を行うことができました。酷暑だった夏、インフルエンザが流行した秋など心配なこともありましたが、恵祭をはじめとした行事や日常の学習活動などを「普通に」実施できるという喜びを、あらためてかみしめた2学期となりました。
終業式では3名の生徒から「2学期の振り返りと3学期へ向けて」の発表がありました。1年の成田さんは「2学期は落ち着いて過ごすことができた。9教科ある期末テスト、恵祭の意見発表など精一杯できて達成感があった。念願だった生徒会に入ったので、良い形で3学期を過ごしたい。」、2年の伴田さんは「恵祭の係がたくさんあったが良くできた。学年の発表は内容を聞きやすくしたりスライドを見やすく工夫ができた。学級レクではドッヂボールが楽しかった。3学期は3年生のために卒業式準備などを頑張りたい。」、3年の井上さんは「恵祭と英語暗唱の準備を夏休みからはじめ、大変だったが、上手くいき、やり遂げることができた。3学期は志望校合格へ向けて頑張りたい。」と反省と抱負を述べてくれました。(それぞれ内容の要約です。下の写真は発表の様子です。)
また終業式の後に書道表彰を行いました。2年の大瀧さんが第91回全国書画展覧会・書の部(主催:「筆の都」広島県熊野町全国書画展覧会運営委員会)に出品し、みごと「金賞」を受賞しました。
明日から20日間の冬休みに入ります。3年生は学年末テストの関係で1月11日から、1,2年生は1月15日から登校になります。年末年始をゆっくり過ごし、また元気な様子で登校してくれることを楽しみにしています。
1年生学級レクの様子+赤い羽根募金をお渡ししました
昨日21日(木)、1年生が学級レクリエーションを行いました。12月4日の本ブログで学級活動(12月1日実施)を紹介しましたが、その時の話し合いを基にバドミントン、ドッヂボール、トランプに取り組みました。バドミントンは部活動があることから、やはり決勝はバド部所属の2人でした。ドッヂボールは教員もチームに入りながら、柔らかいボールでケガに注意しながら楽しくできました。トランプは、ケガで参加できないメンバーのために予定を変更して行いました。企画立案はすべて生徒の手で行い、当日の写真撮影やマイクによるドッヂボールの実況も自分たちで担当していました。良い経験になったと思います。
同じく昨日21日(木)の午後4時に、社会福祉協議会の廣島さんが来校し、今月初めに生徒会が校内で行っていた募金活動であつまった9,034円が入った募金箱を、校長室でお渡ししました。生徒会長の松本さんが「地域の方々のためにお使い下さい」と話し、受け取った廣島さんが、「全国の困っている人や団体、そしてこの地域のためなど、広くこの募金を活かして行きたいと思います。ありがとうございました。」とお話し下さいました。あらためて募金に協力していただいた生徒、保護者の皆様に感謝申し上げます。※右端の写真は本校玄関ホールに掲示している、生徒会からのお礼です。数字は赤い羽根で形取っています。
道徳の授業の紹介
12月18日(月)の道徳の授業を紹介します。
1年道徳「オーロラ-光のカーテン-」
◯内容項目…感動、畏敬の念
◯内容の概略
旅行記者の吉沢博子さん著「カナダ オーロラ紀行」より。マイナス30度、40度の凍てついた空気を通して見る、現実離れして神秘的に思えるオーロラを求めて、毎年カナダ極北地方を訪れている。そんなある日の夜中12時頃、空の様子をチェックしていた一人が「出た!オーロラだ。」と叫び、転がるようにして外に飛び出した。上を見上げたとたん、上空から大きな光のカーテンが降り注いできて、息を飲み、驚きのあまり腰を抜かしそうになった。しかもオーロラはまたたく間に空全体に広がって、生きているもののようにダイナミックに動き始めた。10分くらいして興奮状態がおさまり、じっくりと観察する余裕が出てきて、雪の上の仰向けで大の字になって空を見上げた。体がフワッと浮き上がり、その光のかなた、宇宙に吸い込まれていくような不思議な感覚に包まれる。感動に包まれて夢を見ているような気分で空を見上げ続けていた。
◯教師の思い
この教材を通して自然から多くの恩恵を受けいることに気付かせたい。今回「オーロラ」と「五稜郭タワーの桜の景色」、「香雪園(紅葉)」、「恵山(山頂からの景色)」の写真から心に残ったものを1つ選び、理由を書かせ発表した。自然に対する畏敬の念を芽生えさせたい。
◯自然の素晴らしさについての生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・人間が作ったものでは感じられないきれいさや、優越感を味わうことができる。
・ゴミのポイ捨てや木の伐採などをせず、ありのままにすることで、心が落ち着ける場所になるから、大切にしていきたい。
2年道徳「門掃き(かどはき)」
◯内容項目…社会参画、公共の精神
◯内容の概略
京都には昔から「門掃き」といって、自分の家の前の道幅半分と、家の幅にお隣の分一尺(約30cm)くらいだけをきれいにするしきたりがある。けいすけ(僕)は母から門掃きを頼まれ、しぶしぶ玄関に向かう僕の背中に向けて母が「ちゃんとお隣さんとの境も掃くんやで! 挨拶もしてな!」と言った。
ほうきとちりとりを持って表に出ると、お隣の加藤さんが、うちとの境目を30cmほど超えて丁寧な手つきで掃いている。まるで自分の家の掃除であるかのように真心込めて掃いてくれていて、しかもけっして30cmよりこちらに入って掃除をしない。そして不思議なことにお向かいさんとの道幅半分を超えて、家の前まで2軒分の掃除を続けた。
掃除を終えた僕は母に2つの気になることを聞いた。「(30cmを超えないのは)自分のことが自分でできへんと思われたいんか。『侵さず、侵されず』それが京都の親切心や。」僕はさらに「でも、お向かいさんとこは掃いてはったよ。あれはなんで。」と聞くと「お向かいさんは先週から入院したはる。そんなときは境目を超えて助けるのも門掃きや。」 僕は、次の門掃きのときはいろんなことに気がつくようになろう、心にそう感じていた。
◯教師の思い
京都のしきたりである「門掃き」について理解することを通して、身近にある「おもいやり」について考えてほしい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・(門掃きする理由は?)自分のお隣の人も気持ちよく過ごすことができ、そしてお隣との関わり合いも生まれるから。
・(身近にできる目配り、心配り)ゴミが落ちていたら拾う。困っている人がいたら自分ができる範囲で手伝いをする。忘れ物をしている人がいたら貸す。挨拶する。席などを譲る。敬語で話す。お辞儀をする。
3年道徳「町内会デビュー」
◯内容項目…自主、自律、自由と責任
◯内容の概略
クマの出現に備えて町内会で共同作業で町と山との境の草刈りと掃除をすることになり、各家庭から一人参加するきまりで、母は明(僕)に「中川家代表でお願いね。」と言われた。「僕はまだ中学生だよ。」と言うと「もう中学生だから大丈夫。皆さん、面倒みてくださるから。明の町内会デビューね。」
日曜日が来て明はしぶしぶ腰を上げた。集合場所へ行くと「おっ、中川くんの息子だな、ご苦労さん。」と言われ、あれよあれよという間に明は中川家の代表だという紹介をされ、周りを笑顔で囲まれた。周りから声をかけられ褒められながら草刈りをした。また、刈り取った草に足を取られている人がいたので、進んで散らばっている草や枝を集めて運んだ。「やあ、よく気がついたなあ。助かるよ。」作業が終了し町内会長がお礼の挨拶で「今回は初めての参加の方もおられました。クマとの出会いはいりませんが、こういう出会いは歓迎です。」参加者から拍手が起き、さらに帰りがけに「明くん、今日は来てくれてありがとう。」「こっちまで元気になれるよ。中川家代表、お疲れ様。」と声をかけられ、なんだか大人になったような気がした。翌朝、通学の途中で明はあちこちから声をかけられた。朗らかな声でそれに応えながら学校へ向かった。
◯教師の思い
自分の意志で行動することの大切さを考えさせたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・周りのことを考え動くことで、周りが幸せになると思った。
・言われて動くのではなく、自分で気付くことが大切だと思った。