学校ブログ
2年生宿泊研修その1
本日20日(木)と21日(金)の2日間は宿泊研修の様子をお知らせします。
今朝8時30分に学校の玄関前で出発式を行った後、スクールバスに乗って元気に出発しました。
ホテル函館ロイヤルのロビーにある函館夜景の前で写真を撮った後、3つの班に分かれて函館市内で自主研修を行いました。金森赤レンガ倉庫、郷土資料館、函館区公会堂、ハリストス正教会などを訪問して調べ、昼食はラッキーピエロ、カリフォルニアベイビー、ラーメン西園で食べました。函館駅前の赤いモニュメントに無事に全員集合して記念撮影の後、キラリス函館(旧WAKOデパート・・・古すぎますね)の「はこだてみらい館」で、ドローン・プログラミング体験をしました。体調を崩す生徒もなく、ここまで全員元気に過ごしています。
この後はホテルで夕食をとり、18時30分に函館山の夜景観賞へ向かいます。
情報モラル教室を行いました。
本日19日(水)の3時間目に、函館中央警察署の生活安全課少年係の警察官を講師に招き、情報モラル教室を行いました。ネットいじめ、ネット脅迫、自画撮りの被害など、実際に起こったことをスライドでわかりやすく説明していただきました。後半は昨年から増えている闇バイトについても触れていただきました。お話の後に生徒からの質問が2点あり、3年の泉さんからは「アメリカからの国際電話がかかってきたことがあったが、どうすればいいですか?」、2年の中村さんからは「インターネットで悪いことをしている人が増えているのはなぜですか?」という内容でした。知らない番号には決して出ないことや、詐欺などいろいろな手口が増えているので、おかしいなと思ったらすぐに警察などに相談してほしいという回答でした。下の写真にもありますが、いじめや脅迫などの被害にあわない・起こさないために家庭でのルール作りがとても大切です。お子さんと今一度、スマホやゲームなどのルールについて確認していただけると幸いです。
巡回教員による授業について
中学校では9教科(国語、数学、社会、理科、英語、音楽、美術、保健体育、技術・家庭)の授業を行います。本来であれば各学校に全教科の教員がいれば良いのですが、教職員定数の関係上、本校では配置されていない教科があります。教職員定数は「公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律」(法律名って長いですね・・・)によって決められており、恵山中は特別支援学級を除く通常の学級数が「3」で、教科担任の定数は「7.5」(端数切り上げで「8」)となります。今年度の本校には美術と技術の教科担任がいないため、他の学校に所属する先生に「巡回」という形で授業を持ってもらっています。美術は南茅部中学校所属の須賀先生、技術は椴法華中学校所属の籠嶋先生です。2人の先生は本校の他にも週に3~4校を巡回しています。また本校の音楽、家庭科の先生は、市内の他の中学校を巡回しています。下の写真は、昨日の2年生技術の様子です。コンピュータの仕組みについての学習でした。
少年の主張 渡島地区大会について
先週13日(木)に、松前中学校で行われた「令和6年度 少年の主張 渡島地区大会」に、2年生の成田有理子さんが出場しました。渡島管内から13名の中学生が出場した中の一人として、堂々と主張を述べてくれました。「踏みしめて、前へ」というタイトルで、夢や目標をもつことの大切さについて、自分自身の様々な実体験を通してしっかりと主張しました。他の発表者の中には演技や抑揚をかなりつけた話し方も見られましたが、成田さんは、いつもの落ち着いた話しぶりで聴衆に自分の思いを伝えようとしており、主張したい思いが「芯」となって聞き手に伝わる発表だったと思います。遠い会場への行き来も含めて、大変お疲れ様でした。
道徳の授業(6月12日実施)の紹介
6月12日(水)の道徳の授業では、3SAにゲストティーチャーとして学校司書の金谷さんが登場し(最下段の右端の写真)、自身の学校司書に至るまでの様々なことについて生徒に話してくれました。子どもたちは、自分の生き方について、身近な大人(保護者や教師など)から学ぶことが多々あると思います。道徳の授業ではその一端を担います。子どもたちの一番の手本となる保護者の皆様からも、ぜひ人生の様々なことについて、お話しいただけると幸いです。
1年A組、1・2年SB組道徳「あったほうがいい?」
◯内容項目…C主として集団や社会との関わりに関すること-12社会参画、公共の精神
◯内容の概略
智子が帰宅途中に、道に捨てられていたガムを踏んで、いやな気分になった。家で母に「ガムをどこにでも捨てるなんてマナーが悪すぎると思わない?まったくゴミ箱くらい置いておけばいいのに。そうしたら、みんなが入れてきれいなるのに。」と自分の思いをしゃべった。これに対して母は「でも、それはどうかしら。ゴミ箱があることで別問題も起こっているのよ。コンビニのゴミ箱に分別していないゴミが持ち込まれたり、紙おむつもあったり、高速道路のパーキングエリアのゴミ箱に家庭ゴミを大量に捨てたり。花火大会のあとにゴミを置いて帰るように呼びかけたら、ゴミの山がいくつもできて翌日大掃除ですって。」
母親から話を聞いた後「街中にゴミ箱は置かないほうがいいのだろうか。」と、智子はわからなくなってしまった。
◯髙木教諭(1A担当)の思い、考えさせたいこと
・街をきれいにするために、どうすればよいか、どんな心構えが必要か、大切かについて自分の住んでいる街や地域のゴミ分別について考えさせたい。あわせて自分自身を振り返り、学校や教室では、どんなことに気をつければ、みんなが気持ちよく過ごせるかを考えさせたい。
○立花教諭(1・2SB担当)の思い、考えさせたいこと
・町を綺麗にするために必要な仕組みや心構えについて考えさせたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・ゴミがあるとちょっと沈んだ心になるから次からちゃんとプラか燃えるゴミマークを見て捨てたいなと思いました。
・そこら辺に捨てないてくださいと看板にかく。一人ひとり他の人に教え合う。
2年A組道徳「戦争を取材する」
◯内容項目…A主として自分自身に関すること-5真理の探究、創造
◯内容の概略
2012年8月、内戦が続くシリアのアレッポで命を落とした日本人ジャーナリストの山本美香さんのお話。戦場取材の仕事を始めたばかりのころ、自分の仕事にどれほど意味のあることなのか悩んでいた。アフガニスタンの医師や看護師の仕事ぶりを見て自分が本当にちっぽけな存在だと感じた。ある冬の朝、ある避難民の父親が、風邪をこじらせて亡くなった4歳の息子のお墓に私を案内してくれた。悲しむ父親をビデオカメラで撮影していたら、父親が「こんな遠くまで来てくれてありがとう。世界中のだれも私たちのことなど知らないと思っていた。忘れられていると思っていた。」と言い、私は大きな衝撃を受けた。たったいま目撃した出来事を世界中の人たちに知らせなければならない。このときジャーナリストという仕事に全力を注いでいく決意が固まった。医者には医者の、ジャーナリストにはジャーナリストの役目がある。それぞれの役目を果たしていくことで、少しずつ、でも確実に平和な世界が広がっていくでしょう。私はそう信じています。
◯大和教諭(2A担当)の思い、考えさせたいこと
・現在、世界の裏側で起きている紛争に目を向けさせ、厳しい環境の中においても使命感をもって生きることの素晴らしさを考えさせたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・戦争の取材をすることで戦争で大変なことが広められることがわかった。
・あまり知らなかったけれど、ジャーナリストの凄さを知った。とても勇気のある仕事だった。
3年A組、3年SA組道徳「違うんだよ、健司」
◯内容項目…A主として自分自身に関すること-1自主、自律、自由と責任
◯内容の概略
主婦であり3人の子供の母親であり学校の事務員をしている私が、通信制高校に通っているお話。私には両親がいません。祖父母に育てられたので高校へ行ける境遇ではありませんでした。それでも簿記学校に1年間通わせていただき、資格も取れ、卒業と同時に学校の事務員として働くことができました。そんなとき「通信制高校を知ってるかい」という本に出会い、上野高校へ入学しました。2年生になった頃、勉強どころではなくなり、退学を決心して先生や友達に話すと「私たちにできることは何でも協力するから、やめないで頑張ろうよ。」と言ってくれました。その言葉がなかったら、きっとやめていたことでしょう。さまざまな事情を抱えてる周りの人たちも頑張っています。主婦であっても、母親であっても、勤めていても、私も高校生です。
今では職場の先生方は私が高校生であることを知っています。あんなことやこんなことを習ったと、高校生であることを、私は胸を張って話しています。
◯菊地教諭(3A担当)の思い、考えさせたいこと
・これからの自分の生き方を決める段階にある生徒たちに、自分の意志で決めたことをやり遂げるということは、生きる喜びや楽しさにつながることを認識させ、よりよい生き方を考えさせたい。
◯南部谷教諭(3SA担当)の思い、考えさせたいこと
・主体的に自分の生き方を考え、やろうと決めたことを誠実に実行し、その結果に責任を持とうとする態度を育てる。自己決定したことに挑戦し努力して、結果に自己責任がもてるようにさせたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・いくつになっても勉強は大切だとわかった。
・自分が諦めなければ願いは叶う!これからは1歩1歩努力して目標に進んで行こうと思った。