道徳の授業(6月12日実施)の紹介

 6月12日(水)の道徳の授業では、3SAにゲストティーチャーとして学校司書の金谷さんが登場し(最下段の右端の写真)、自身の学校司書に至るまでの様々なことについて生徒に話してくれました。子どもたちは、自分の生き方について、身近な大人(保護者や教師など)から学ぶことが多々あると思います。道徳の授業ではその一端を担います。子どもたちの一番の手本となる保護者の皆様からも、ぜひ人生の様々なことについて、お話しいただけると幸いです。

1年A組、1・2年SB組道徳「あったほうがいい?」
◯内容項目…C主として集団や社会との関わりに関すること-12社会参画、公共の精神
◯内容の概略
 智子が帰宅途中に、道に捨てられていたガムを踏んで、いやな気分になった。家で母に「ガムをどこにでも捨てるなんてマナーが悪すぎると思わない?まったくゴミ箱くらい置いておけばいいのに。そうしたら、みんなが入れてきれいなるのに。」と自分の思いをしゃべった。これに対して母は「でも、それはどうかしら。ゴミ箱があることで別問題も起こっているのよ。コンビニのゴミ箱に分別していないゴミが持ち込まれたり、紙おむつもあったり、高速道路のパーキングエリアのゴミ箱に家庭ゴミを大量に捨てたり。花火大会のあとにゴミを置いて帰るように呼びかけたら、ゴミの山がいくつもできて翌日大掃除ですって。」
 母親から話を聞いた後「街中にゴミ箱は置かないほうがいいのだろうか。」と、智子はわからなくなってしまった。
◯髙木教諭(1A担当)の思い、考えさせたいこと
・街をきれいにするために、どうすればよいか、どんな心構えが必要か、大切かについて自分の住んでいる街や地域のゴミ分別について考えさせたい。あわせて自分自身を振り返り、学校や教室では、どんなことに気をつければ、みんなが気持ちよく過ごせるかを考えさせたい。
○立花教諭(1・2SB担当)の思い、考えさせたいこと
・町を綺麗にするために必要な仕組みや心構えについて考えさせたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・ゴミがあるとちょっと沈んだ心になるから次からちゃんとプラか燃えるゴミマークを見て捨てたいなと思いました。
・そこら辺に捨てないてくださいと看板にかく。一人ひとり他の人に教え合う。

6月12日 1A道徳①

6月12日 1A道徳②

6月12日 12SAB道徳

 

 

 

 

 

 

2年A組道徳「戦争を取材する」
◯内容項目…A主として自分自身に関すること-5真理の探究、創造
◯内容の概略
 2012年8月、内戦が続くシリアのアレッポで命を落とした日本人ジャーナリストの山本美香さんのお話。戦場取材の仕事を始めたばかりのころ、自分の仕事にどれほど意味のあることなのか悩んでいた。アフガニスタンの医師や看護師の仕事ぶりを見て自分が本当にちっぽけな存在だと感じた。ある冬の朝、ある避難民の父親が、風邪をこじらせて亡くなった4歳の息子のお墓に私を案内してくれた。悲しむ父親をビデオカメラで撮影していたら、父親が「こんな遠くまで来てくれてありがとう。世界中のだれも私たちのことなど知らないと思っていた。忘れられていると思っていた。」と言い、私は大きな衝撃を受けた。たったいま目撃した出来事を世界中の人たちに知らせなければならない。このときジャーナリストという仕事に全力を注いでいく決意が固まった。医者には医者の、ジャーナリストにはジャーナリストの役目がある。それぞれの役目を果たしていくことで、少しずつ、でも確実に平和な世界が広がっていくでしょう。私はそう信じています。
◯大和教諭(2A担当)の思い、考えさせたいこと
・現在、世界の裏側で起きている紛争に目を向けさせ、厳しい環境の中においても使命感をもって生きることの素晴らしさを考えさせたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・戦争の取材をすることで戦争で大変なことが広められることがわかった。
・あまり知らなかったけれど、ジャーナリストの凄さを知った。とても勇気のある仕事だった。

6月12日 2A道徳①

6月12日 2A道徳②

 

 

 

 

 

 

3年A組、3年SA組道徳「違うんだよ、健司」
◯内容項目…A主として自分自身に関すること-1自主、自律、自由と責任
◯内容の概略
 主婦であり3人の子供の母親であり学校の事務員をしている私が、通信制高校に通っているお話。私には両親がいません。祖父母に育てられたので高校へ行ける境遇ではありませんでした。それでも簿記学校に1年間通わせていただき、資格も取れ、卒業と同時に学校の事務員として働くことができました。そんなとき「通信制高校を知ってるかい」という本に出会い、上野高校へ入学しました。2年生になった頃、勉強どころではなくなり、退学を決心して先生や友達に話すと「私たちにできることは何でも協力するから、やめないで頑張ろうよ。」と言ってくれました。その言葉がなかったら、きっとやめていたことでしょう。さまざまな事情を抱えてる周りの人たちも頑張っています。主婦であっても、母親であっても、勤めていても、私も高校生です。
 今では職場の先生方は私が高校生であることを知っています。あんなことやこんなことを習ったと、高校生であることを、私は胸を張って話しています。
◯菊地教諭(3A担当)の思い、考えさせたいこと
・これからの自分の生き方を決める段階にある生徒たちに、自分の意志で決めたことをやり遂げるということは、生きる喜びや楽しさにつながることを認識させ、よりよい生き方を考えさせたい。
◯南部谷教諭(3SA担当)の思い、考えさせたいこと
・主体的に自分の生き方を考え、やろうと決めたことを誠実に実行し、その結果に責任を持とうとする態度を育てる。自己決定したことに挑戦し努力して、結果に自己責任がもてるようにさせたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・いくつになっても勉強は大切だとわかった。
・自分が諦めなければ願いは叶う!これからは1歩1歩努力して目標に進んで行こうと思った。

6月12日 3A道徳①6月12日 3A道徳②6月12日 3SA道徳