学校ブログ
生徒総会へ向けての取り組み(パート2)
先週26日(金)に、生徒総会(5月1日)に向けて各委員会が行われ、活動内容や学級審議で上がってきた質問や意見について話し合いました。委員長と副委員長が前に立って話し合いを進行したり、各学年で話し合ったりしながら、活発に活動していました。恵山中生徒会会則の第2条に「本会は学校生活において生徒が自治活動や学校行事に意欲的に参加し、よりよい学校生活を築くことを目的とする。そのために必要な事柄は、生徒自ら提起し、協議の上決定し、実行する。」と定められています。この目的の通り、本校生徒が生徒会活動を通して「自治」を実現できるよう、教職員も支援していきたいと思います。
生徒総会へ向けての取り組み
5月1日(水)に行われる予定の生徒総会に向けて、昨日、各学級で議案書についての審議が行われました。下の写真はその様子です。(2年生のみ、話し合いが終わって学級目標をつくる作業の写真です。)生徒会活動は学習指導要領の中の特別活動の1つとして位置づけられており、「異年齢の生徒同士で協力し、学校生活の充実と向上を図るための諸問題の解決に向けて、計画を立て役割を分担し、協力して運営することに自主的、実践的に取り組むことを通して、(中略)資質・能力を育成することを目指す」ことを目標として行われます。恵山中では29人という生徒数のため、全員が生徒会の委員会に所属し、全校体制で取り組んでいます。昨日の学級での審議で出された質問は、5月1日の生徒総会で代表が質問し、執行部や各委員長が答弁します。9月までの前期の活動について、しっかり議論してほしいと思います。なお、参考資料として議案書のファイルを貼り付けましたので、ご覧ください。→R6 生徒総会 議案書.PDF
学校の環境整備について
昨年の夏は「酷暑」で、本校でも登校時間を調整するなどの対応を行いました。今年の夏も長期予報では暑くなるという見解のようです。函館市教委では夏の暑さに備え、市内の各小中学校にエアコンを整備する事業を進めています。今年度は保健室にエアコン(一般的な天井近くに設置するもの)を、普通教室に2~3台のスポットエアコン(移動式で床に置くタイプ、または窓に設置するタイプ)を設置する工事を行います。6月末~7月初には設置する予定です。なお、来年度は一般的な天井近くに設置するエアコンを各教室に設置し、今年度設置するスポットエアコンを特別教室等へ移設する予定となっています。写真は職員室の天井付近に設置されたエアコン電源盤です。
また、先日、玄関前の松の木にカラスが巣を作っていました。本校の職員が見つけ、完成前に用務員が撤去しました。完成して卵を産んだり卵がかえってしまうとカラスが付近を通行する人間を襲ったりするため、早めに撤去しました。今はカラスの巣作りの時期ですので、十分に気をつけたいと思います。
二者(保護者・教職員)懇談を実施中です。
22日(月)から本日までの3日間、二者懇談が行われています。保護者の皆様にはご多用のところご来校いただき、ありがとうございます。コロナ禍以前は多くの小中学校で家庭訪問が行われていましたが、最近は保護者・教職員の双方に負担感が大きい家庭訪問を廃止し、一定の期間の中で保護者の都合の良い日時で学校に来ていただき、担任と情報交換を行う懇談会を実施する学校がほとんどです。本校では4月、9月、12月の3回実施する予定です。二者(保護者・教職員)懇談は家庭と学校の連携を深めるという目的のもと、生徒の学校での様子、家庭での様子や保護者の考え、要望などについて話し合います。二者懇談の時以外でも、ご不明・ご心配の点がございましたら、いつでも本校へご連絡・ご相談いただけると幸いです。
昼休みと授業の様子です。
下の各写真は19日(金)の昼休み(図書室、SB教室)と各学年の授業の様子です。
図書室は学校司書の金谷さんが本校に勤務する水曜日と金曜日に開館しています。写真では南部谷先生が借りたい本を、金谷さんのアドバイスで委員の泉さんがバーコードを読み取って手続きしている様子です。またSB組では1年生の泉さんと吉崎さんが仲良くタブレットの操作をしていました。
1・2年SAB組は佐藤先生の数学、1年A組は髙木先生の英語、2年A組は玉野先生の数学、3年生は坂井先生の体育の様子です。体育はこの時期に体力テストを行っており、この日の3年生はシャトルラン(20メートルの間を往復する持久走。何往復したらゴールというわけではなく、徐々に早くなる時間内に往復し続け、間に合わなくなったところまでの往復回数が記録となります。)にチャレンジしていました。
15日(月)に授業参観・PTA総会・学級懇談会を行いました。
15日(月)に今年度1回目の授業参観・学級懇談会およびPTA総会を行いました。時節柄、何かとご多用の中、本校へ足をお運びいただき、ありがとうございました。先週いっぱいは8日(月)の始業式・入学式を始めとした行事等が続き、慌ただしい1週間でしたが、2週目に入った今週は通常の授業がスタートしています。1年生も中学校の雰囲気になじんできて、良い表情で登校してくれています。
15日(月)は週の初めでしたが、生徒は教室の後ろに保護者の皆さんがいる中でも、ほぼいつも通りの雰囲気で授業に臨んでいました。参観の授業は全クラス道徳の授業を公開しました。
授業参観後はPTA総会(写真はありません)が行われ、昨年度の活動および今年度の活動について審議と承認をいただきました。その後、引き続き各教室で学級懇談会(3年生は修学旅行説明会と懇談会)を行いました。
生徒会役員・委員の認証式と第1回専門委員会を行いました。
昨日16日(水)に、前期生徒会の役員および委員の認証式を行い、その後、専門委員会が開かれました。昨年度までは、生徒会執行部の他に4つの委員会(代議員、学習、保体、放送)をおいていましたが、生徒数の減少に伴い、3月末の臨時生徒総会で規約を改正して放送委員会を廃止し、今年度から3つの委員会となりました。本校の委員会は代表制ではなく、全員がいずれかの委員会に所属して生徒会活動に携わります。昨日の委員会で前期の計画を審議し、学級の議案審議、第2回の専門委員会の答弁作成を経て、5月1日に生徒総会を行う予定です。
認証式では生徒会執行部を校長から、専門委員を生徒会長の松本さんから、それぞれ認証書を手渡しました。校長からは前期スローガンの「自他尊重」と生徒会活動の関連について、「自=自分の役割を果たす」+「他=学校生活をよりよくするための活動」と、両方の尊重を大切にという話をしました。専門委員会では、さっそく活発でわきあいあいとした話し合いが行われていました。
4月11日(木)道徳授業の紹介
昨日の授業参観では、全学級が道徳の授業を行いました。おそらく保護者の皆様は、中学生時代に現在の教科としての道徳の体験はされていないことと思います。現在の道徳の授業は「特別の教科 道徳」として2019年度から全面実施が始まりました。教科書が支給されての授業は今年で6年目を迎えます。道徳の授業では22の内容項目を1年間で学習します。→22の内容項目はこちら中学校道徳22の内容項目.jpg
今年1回目の道徳授業は11日(木)に行いました。このHPでは毎回とはいきませんが道徳の授業について、(1)内容の概略、(2)教師の思い・身につけさせたいこと、(3)生徒の考え・感想について授業の写真とともに紹介しています。文章量が多めになりますが、ご覧いただけると幸いです。
1年A組、1・2年SB組道徳「サッカーの漫画を描きたい」
◯内容項目…A主として自分自身に関すること-4希望と勇気、克己と強い意志
◯内容の概略
サッカー漫画「キャプテン翼」の作者、高橋陽一さんのお話。高校3年生で漫画家になろうと決心し、プロの漫画家のアシスタントとして採用された。その仕事を続けながら自分の漫画を描いては出版社に持ち込んだりコンテストに応募しても結果が出なかった。5本目の作品で初めて入選を手にしたが、当時は野球漫画全盛時代で、サッカー漫画はヒットしないといわれていた。デビュー間もない髙橋さんも連載打ち切りの危機が迫りつつあった。締切まで時間のない中、ほとんど書き終えていたキャプテン翼の第4話を描き直し、主人公の翼に「オーバーヘッドキック」の技を披露させたことで人気が徐々に上昇し、漫画家としての自信が生まれた。
キャプテン翼を読んでプロのサッカー選手になる夢をもち実現した選手は日本国内や海外に大勢いる。サッカー漫画を描いてきた私(高橋さん)にとって、これ以上の喜びはない。私も大空翼とともに、これからも努力し続けていきたい。
◯武内教諭(1A担当)の思い、考えさせたいこと
・夢をもつことの大切さ
・目標に向かって希望をもって努力することの大切さ
◯立花教諭(1・2SB担当)の思い、考えさせたいこと
・目標があるから努力できるのだという意識のもと、自分の生活の中で小さな目標を立て、それを達成する経験を積み重ねる態度を身につけさせたい。一言にまとめると「夢や目標をもつことの大切さに気付いてほしい。」
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・努力するためになにかしらこれをやりたい!これが好き!努力は簡単じゃないと思う。わたしも出来てないから。
・努力するためには、あきらめない意識、夢をもつことが必要だと思った。もしも自分が高橋さんの同級生だったら、応援しながら自分は自分の目標を見て歩んでいくと思います。
2年A組、3年SA組道徳「自分の弱さと戦え」
◯内容項目…D主として生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること-22よりよく生きる喜び
◯内容の概略
車椅子テニスでパラリンピック金メダルを4個獲得し、2023年に世界ランキング1位のまま現役引退した国枝慎吾さんのお話。野球少年だった9歳の時に脊髄の腫瘍のため車椅子の生活となった。11歳で車椅子テニスを始め、パラリンピックに出場するまでになったが、メンタルの弱さが課題だった。そんなときに出会ったオーストラリア人メンタルトレーナーのアン・クインさんから「これからは自分が世界一になりたい、じゃなくて、世界一なんだと言い切る練習をしなさい。」と言われた。選手用レストランで「オレは最強だ!」と叫ぶことを命じられた。このことで何かが吹っ切れた気持ちになり、行動が変わり始めた。そしてジャパンオープン、全米オープンで優勝し、世界ランク1位になった。1位になっても自分自身はまだまだ未熟、もっと自分を鍛え、もっと強くなれると思った。負けが続いた時「自分が弱いんだ。自分の弱さと戦え。本当の対戦相手は自分だということを忘れるな。」と自分を叱っている。
◯髙橋教諭(2A担当)の思い、考えさせたいこと
・「弱さと戦う」がテーマであったが、「弱さ」が悪いものではなく、強さへの一歩として否定せず、向き合うことで自分の力になることを考えさせたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・自分の弱さはたくさんあったけれど、弱さと向きあえるようになってきて、今回の道徳はしっかり考えられることができて良かった。
・自分で思っていてもなかなか動けないことが弱さだと思った。でもその弱さが今後強さに変わる一歩だと思った。
3年A組、3年SA組道徳「風に立つライオン」
◯内容項目…D主として生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること-22よりよく生きる喜び
◯内容の概略
教科書に掲載されているのは、シンガーソングライターさだまさしの作詞作曲による歌の歌詞。東京に恋人をおいてケニアのナイロビの診療所で患者に向き合う「僕」が、東京の恋人にあてた手紙という設定。「診療所に集まる人々は病気だけれど 少なくとも心は僕より健康なのですよ 僕はやはり来て良かったと思っています 辛くないといえば嘘になるけど しあわせです」そして「空を切り裂いて落下する滝のように 僕はよどみない生命を生きたい キリマンジャロの白い雪 それを支える紺碧の空 僕は風に向かって立つライオンでありたい」
この詩の後に、主人公のモデルとなった医師の柴田紘一郎さんについて紹介されている。アフリカのケニアの病院で献身的に働いた柴田さんたちの医療支援活動は、現在のケニア医療の発展につながっており、この活動から、さだまさしが想像を膨らませて詩を書き上げた。
◯玉野教諭(3A担当)の思い、考えさせたいこと
・志のために、たくさんの困難を乗り越えて活動している人がいること、その大変さと大切さ
◯佐藤教諭(3SA担当)の思い、考えさせたいこと
・「僕」の生き方をまねするのではなく、よりよく生きようとする考えの根底には何があるのか、何が重要であるのかを考えさせたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・今日やって思ったことは、わざわざ日本からケニアに行き人を助けるという行動にとても感心しました。
・柴田さんは日本に恋人を残してケニアに行きながらも、そのケニアでたくさんの人を元気にしたり、治したりしていてすごいと思いました。そして困難を乗り越えるために必要なことも学べました。
対面式・部活動紹介を行いました。
昨日10日(水)の5時間目に、生徒会主催による対面式と部活動紹介を実施しました。
対面式では、最初に生徒会執行部の岩村さんの挨拶があったあと、1年生が一人ずつ自己紹介と中学校生活で頑張りたいことを述べてくれました。次に執行部の成田さんがタブレットのスライドを使って自作の解説入りの写真で学校生活の一日や各教科の紹介をしました。生徒会の各委員会活動は前年度後期の3人の委員長(大瀧さん、泉心優さん、泉結仁さん)から丁寧に説明がありました。部活動紹介は岩村さんの司会で二本柳さんと手代森さんが実演してくれました。最後に1年生の小田さんが代表して「新しい環境や勉強、部活動など様々な面で心配や不安がありましたが、説明でこれからの中学校生活が分かり、安心しました。3年間が充実したものになるよう毎日を大切していきます。(一部の抜粋)」と力強くお礼の言葉を述べました。
校長からは全校生徒が集まった機会ということで、今年度前期のスローガン「自他尊重」を提示しました。昨年度は前期に「自己決定」、後期に「自己実現」と、主に自分自身の成長についてのスローガンを掲げましたが、今年度は周りについても視野を広げ、生徒全員が自分も周りも尊重していけるようになってほしいと話しました。
交通安全教室と自転車点検を行いました。
本日4時間目に、函館市市民部交通安全課より津島さんを講師に迎え、交通安全教室を実施しました。主に自転車の乗り方や事故に遭わないためにどうするかという内容でお話しいただきました。自転車のブレーキのかけ方(左ブレーキ→右ブレーキの順)、クイズ形式で3秒間見た絵から赤いリンゴを探すことを通して「目的意識を持って見ることが大切」ということなど、生徒にもとてもわかりやすいお話でした。特に最後にまとめとして出されていた「自転車という車を運転することに自覚と責任を持つ」=自転車は加害者になるということを、自転車に乗っている全員にしっかりと意識してほしいと思いました。お話の後に3年生の泉さんが「今日のお話を聞いて、より安全に自転車に乗ろうと思いました。この知識をこの後に活かしていきたいと思います。」と感想を述べてくれました。
関連して、本日から3日間で自転車通学をする生徒の自転車を点検しています。ハンドルは曲がっていないか、ブレーキは故障していないかなどの項目に沿って教職員が安全を確認しています。通学時に義務化しているヘルメットも点検を行います。
入学式後片付け、身分証明書写真撮影、身体計測・視力・聴力検査、初めての学活などなど
本日から通常の学校活動がスタートしました。とは言っても年度の初めということで、1時間目は2・3年生による入学式の後片付け、2時間目は身分証明書写真撮影、3時間目(1年生は1時間目も)は学活で学校生活についてのオリエンテーションや決まりの確認など、4時間目は2計測(身長・体重)・視力・聴力検査と続き、午前中は慌ただしく過ぎていきました。午後からようやく教科の授業がスタートしました。
午前中はあちこち動き回ることが多かったですが、特に2・3年生の後片付けは(いつものことですが)良く働き、とてもスムーズに物が片付きました。先週5日の準備も同様でした。私は昨年からこのような様子を見ていますが、いつも感心しています。また、2計測・視力・聴力検査も整然と静かに進んでいました。落ち着いた良い雰囲気の1日でした。
着任式・始業式・入学式を行いました。
本日(8日)、4月1日に着任した教職員を生徒へ紹介する着任式、令和6年度1学期の始業式、そして7名の新入生を迎える入学式を実施しました。
今年度は他の学校からの転入と新採用で6名の教職員が着任し、生徒へお披露目しました。(詳細は明日アップ予定の「恵山中だより」をご覧ください。) 着任した6名の教職員から生徒へ自己紹介と一言を述べ、生徒からは代表の岩村さんが歓迎の言葉を話してくれました。
始業式では校歌を歌った後に、生徒代表の成田さんから「2年生は1年生の手本として、3年生は進路に向かって頑張ってほしい。行事が以前のようにできるようになり、全校生徒を楽しませるよう、生徒会執行部として頑張りたい。」という力強いメッセージがありました。その後、担任発表などを含む職員紹介をしました。
入学式では、ご多用のところ、函館市議会議員・工藤様、函館市恵山支所・清藤様をはじめとした来賓の皆様、そして保護者の皆様にお越しいただいて新入生の門出を御祝いしていただき、ありがとうございました。7名の新入生は堂々とした態度で立派に入学式に望んでくれました。新入生誓いの言葉では代表の田中さんが「一度しかない中学校生活を悔いのないものにするために、今、何をやるべきなのかを考え、中学生としての責任と自覚を持ち、勉強に部活動に全力で取り組んでいこうと思います。(一部の抜粋)」と、大変しっかりとした決意を述べてくれました。さっそく明日から学校生活がスタートします。1年生が、恵山中学校の大切な一員として順調な中学校生活を送ることができるよう、地域・保護者の皆様と本校教職員が連携して支援していきたいと思います。
修了式・離任式を行いました。
先週3月22日(金)に令和5年度修了式と本校から転出・退任する教職員の離任式を行いました。
修了式では学年代表の1年・岩村さん、2年・野呂さんに校長から修了証書を手渡し、その後、同じく学年代表の2人から「1年間を振り返って」という題で全員へお話がありました。1年・手代森さんは「思い出は体育祭や恵祭(文化祭)で他学年と交流(チームでの話し合いや作戦立て)が楽しかったこと、放送アナウンスがうまくいったことです。学習面では2年生になったら家庭学習に力を入れていきたい、部活動や委員会にもしっかり取り組みたい。」と話してくれました。また2年・二本栁(海響)さんは「走ること、動くことが好きなので、体育祭でもケガをしたメンバーの代わりにリレーを頑張ったこと、レクでやったドッヂボールが楽しかったこと、3年生では勉強と運動に力を入れ、まずは4月の実力テストに向けてがんばりたい。」と話してくれました。2人ともしっかりと来年度の目標を力強く話してくれたのが印象的でした。また、離任式では6名の教職員が転出・退任することになり、それぞれから生徒へ離任の挨拶がありました。生徒会長の松本さんから、お別れの挨拶を述べた後、6名の生徒からお礼の花束を贈呈しました。6名の教職員の皆さんには、大変お世話になりました。(転出・退任の教職員の詳細は、恵山中だより227号に掲載しています。)
2年S組で兜作りに取り組みました。
先週は卒業式があったため、2年S組の兜作りについて紹介できていませんでした。ちょっと先取りですが、5月の端午の節句で飾る五月人形を模したペーパークラフトの兜(下の右端の写真)を、先週13日(水)に健虎さんと元気さんが作っていました。下の写真は担任が見本で作ったものですが、担任いわく「私よりも2人の方がとても丁寧で完成度が高い」のだそうです。集中して作っている姿に感心しました。
第19回卒業証書授与式を挙行しました。
本日15日(金)9:30より、卒業証書授与式を挙行しました。旧尻岸内中学校と旧東光中学校が、平成17年に統合して誕生した恵山中学校として19回目の卒業生10名が巣立ちました。ご多用の中、来賓として函館市議会より工藤議員、恵山支所より清藤支所長、PTAより岩村副会長など多数の皆様のご列席をいただきました。この場をお借りして厚くお礼申し上げます。また、保護者の皆様、お子様のご卒業おめでとうございます。保護者の皆様のご支援・ご協力があってこそ学校の教育活動が成り立っておりますことに、心よりお礼申し上げます。10名の卒業生は入場から退場まで、大変立派な姿で式に臨んでくれました。現生徒会長の松本さんの先輩への感謝が感じられる送辞、それに応えた前生徒会長の成田さんの、在校生、保護者、教員への心のこもった答辞、ともにしっかり会場の全員へ届くメッセージを話してくれました。在校生も卒業生の様子をしっかり見つめて、最後まで立派な態度で参加してくれました。本日の式に参加したすべての皆様に、校長より感謝申し上げます。
明日の卒業式へ向けて
明日15日(金)、第19回卒業証書授与式を挙行する予定です。卒業式に向けて3年生は1時間目に同窓会入会市を行い(下記の写真)、その後、これまでの感謝の気持ちを込めた校舎清掃をしてくれました。明日は3年生の「ハレ」の舞台です。立派な姿で卒業式に臨んでほしいと思います。
1,2年生は4時間目に卒業式に向けての清掃、5時間目には2年生が会場となる体育館の準備、1年生が3年生の教室と廊下・階段の装飾を行ってくれました。先輩の門出を全校で祝うため、一生懸命働いてくれました。
3回目の避難訓練を実施しました。
昨日12日(火)に地震を想定した、今年度3回目の避難訓練を行いました。年度当初は予定していなかった3回目ですが、秋の避難訓練でいくつか課題点があったためと、冬の避難訓練の必要性を感じていたところ、折しも1月1日に能登半島地震が発生したため、実施する運びとなりました。今回は「実際に災害が起こった想定」にできるだけ近づけるため、生徒だけでなく教職員にも日時を知らせない「抜き打ち」の形で、昼休みに入って生徒と教職員が教室からいろいろな場所へ移動した中で行いました。非常ベルを鳴らして地震の揺れが収まったと想定して放送で校舎の外への避難を指示し、教職員が避難誘導と校内検索をしました。避難指示から全員の無事の確認まで1分30秒という早さでした。校長からは、「地震が起こった時に危険だというスイッチをいち早く入れて、どのルートが最短で外に出られるか、冷静に考えて行動すること」と「学校では指示があるが、家で地震など災害にあった時、どうすればよいか、中学生としてしっかり考えておくこと」と話しました。地震が多い日本に住んでいるという自覚を、これからもしっかり持ってほしいと思います。
1,3年生の保健講話(性教育)を行いました。
先週3月8日(金)に1年生と3年生が別々の時間に性に関する講話を受講しました。函館中央病院の小林助産師さんに来ていただきました。毎年、市内の中学校で「函館・性と薬物を考える会」へ依頼し、各校に講師を派遣する形で行っています。
1年生は「OPEN THE 思春期」と題して、二次性徴(思春期の女の子、男の子のからだの変化)、ボディケアやプライベートゾーン、LGBTQなどについてお話しいただきました。また3年生は「だいじなからだ だいじなこころ」と題して、妊娠・出産、避妊、性感染症、子宮頸がんを含むがんなどについて詳しく説明をいただきました。写真は1年生の様子です。
2年生の保健講話(デートDV防止)を行いました。
昨日3月7日(木)に、函館市子ども未来部の藤島さんをお招きして、2年生を対象としたデートDV防止教室を実施しました。DV(ドメスティック・バイオレンス)に「デート」がつくと「恋人同士でのDV」となること、暴力には直接身体的に傷つける体への暴力の外に心への暴力、経済的暴力、デジタル暴力、性的な暴力などがあること、対等な関係をつくるためのIメッセージなど、大変ていねいにわかりやすくお話しいただきました。そして下の写真にありますが、受講している2年生から男子4名が、実際の場面を再現する「ロールプレイ」をやってくれました。→1組目:A「今度の日曜、10時にいつものところで待ってるから。」、B「ごめん、その日、部活があるんだ。」、A「え~、部活なんか休めよ!」、B「でも大事な試合なんだよ。」、A「お前!オレと部活とどっちが大事なんだよ!」、B「でも~。」、A「うっせえな。じゃ、日曜、待ってるな。」といったセリフです。2組目はスマホのトラブル編で、勝手にパートナーのメアド削除やラインブロックするという内容です。4人とも恥ずかしがらずに大きな声で演じてくれて、本当に迫真の演技でした! 実際に事例として多いこのデートDVについて考える貴重な時間となりました。また、本日は午後から1年生と3年生を対象とした保健講話「性について」を実施します。
卒業式練習が始まりました。
昨日で公立高校入試を終えた3年生ですが、今日から卒業式へ向けての練習がスタートしました。今日は式次第についての説明→立ち位置確認→礼法→証書授与→式歌の順で練習が行われました。校長が見に行った時は入場の練習中でした。普段の生活では「周りのすべての人から注目される中を歩く」や、「会場の全員に注目される中、一人でステージ上で証書をもらう」ような場面はありません。緊張感も大きくなります。中学校そして義務教育を終える大きな区切りの行事として、中学校生活最大かつ最後の行事を成功させるためにも、3年生には練習を通してしっかり身に付けてほしいと思います。
新入生体験入学を行いました。
3月5日(火)に4月から本校に入学する新入生のための体験入学を実施しました。当日はえさん小学校の6年生7名が来校し、校長あいさつの後に、本校の生徒会執行部3名が学校の行事などの説明を、タブレット端末を使って写真などを写しながら丁寧にわかりやすくしてくれました。その後、校舎全体を一通り見学し、体験授業として理科の実験を行いました。空き缶に少量の水を入れて密閉し、バーナーで熱して冷水に浸すと缶が一気に潰れる、いわゆる大気圧の実験でした。勢いよく潰れる缶に驚いた様子でした。中学校生活の一端を見て、安心して進学してもらえればと思います。4月の入学を楽しみに待っています。
公立高校の受検本番です。
本日3月5日(火)は北海道の公立高校学力検査日です。午前中から国語、数学、社会、理科、英語の順で学力検査が行われました。そして明日は面接試験日です。本校の公立受検生は面接のある高等学校を受検するため、一昨日4日(月)に校長室で面接練習を行いました。最近は定番の質問内容である「志望の動機」や「高校生活で頑張りたいこと」の他に、恵山中だより226号でも紹介しました「スクールミッション」や「スクールポリシー」について問われることもあるようです。志望している高校についてどれだけ理解しているか、理解した上で何を頑張り取り組むのかといった姿勢が試されます。企業面接でも「何ができるのか」ではなく「どう対処するか」という視点で行っているところもあると聞きます。練習を重ねた3年生には、ぜひ成果を発揮して頑張ってほしいと思います。
1,2年合同音楽(卒業式へ向けて)の様子です。
先週2月29日(木)、卒業式の合唱へ向けた1,2年合同音楽の授業を体育館で行いました。はやいもので来週の末が卒業式当日です。現在、卒業式へ向けて諸準備を進めていますが、当日の合唱の練習も本格化しています。今回の合同音楽では、右の写真のように「じゃんけんで勝ったら校歌を歌い、負けた方は校歌を聴いて拍手する。」といったゲーム的な活動で心と体をほぐすところから始めました。その後、男声・女声のパートに分かれて練習しました。本番へ向けて今後の練習も頑張ってほしいと思います。
3年生体育で雪上サッカーを行いました。
2月28日(水)は、前日の臨時休校と打って変わって青空がひろがる良い天気でした。グラウンドに残る雪も気温が高い分、少し足がとられる状態のなか、3年生が雪上サッカーをやっていました。男女混合で2チームに分かれ、雪に足を取られて「きゃーっ」とか「うわーっ」と歓声を上げながら、楽しそうに走り回っていました。3年生は卒業式まで残り2週間です。来週は公立高校入試もありますが、昨日の道徳授業の紹介でもあったとおり、「後輩のお手本になるように過ごす。」や「自分の経験を伝える。」といった最上級生としての立派な姿を見せてほしいと思います。
道徳の授業の紹介(最終回)
2月26日(月)に行われた道徳の授業を紹介します。道徳の授業は26日が最後でした。道徳の授業は年間35時間実施し、「自主、自律、自由と責任」などの内容項目が22項目設定されています。1年間で22項目について扱い、3年間で3周することになります。また、本校では担任だけでなく、副担任を含めて、そして学年担当を超えて、さまざまな教員がローテーションで授業を行っています。本ホームーページでは一部の紹介でしたが、道徳の授業の様子を少しでもご理解いただければと思い、掲載してきました。毎回文章が多くて読みにくい部分もあったかと思います。ご一読いただき、ありがとうございました。
1年道徳「いつわりのバイオリン」
◯内容項目…よりよく生きる喜び
◯内容の概略
その昔、ドイツのブレーメンの町外れにフランクという男がバイオリンを作る工房を営んでいた。妥協を許さないバイオリンづくりは評判を呼び、弟子が集まってきた中にロビンがいた。ロビンは弟子の中で才能が際立っていた。ある日、フランクの評判を聞いたドイツの著名なバイオリニストがフランクにバイオリンをお願いしたが、その時渡すバイオリンはなく、毎日徹夜でひたすらバイオリンをづくりに励んだ。しかし出来上がったバイオリンは納得のいく音にはほど遠いものだった。そこにロビンのバイオリンが目に入ってきて、それをフランクのものとして渡してしまった。そのバイオリンでの演奏会は大成功でフランクのもとにお礼の手紙と巨額の礼金が届き、ますますフランクの評判が広まった。
しかしフランクはロビンに本当のことを話すことができず、心は重く沈み、日に日に元気をなくし、弟子も減っていった。ロビンはそんなフランクを見ていられず、自分の工房を開いた。ある日、ロビンから手紙が届き「あなたのもとで修行できたのは私の宝物。今でもまだあなたの音を超えることはできません。」と書かれていた。フランクは涙し、ロビンへの手紙を書き始めた。フランクにとって自分を取り戻す旅の始まりだった。
◯教師の思い
自分の気持ちに正直に生きること。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・(ロビンの手紙を読んで涙を流したフランクは何を考えただろう)について、ひどいことをしたのにロビンが怒ることなく、優しかったから、罪悪感が大きくて悲しくなったのだと思う。
2年道徳「きいちゃん」
◯内容項目…家族愛、家庭生活の充実
◯内容の概略
きいちゃん(小さい時に高熱が出て手足が思うように動かなくなり、高校生の今も訓練のために遠くにあるこの学校に来ている。)がうれしそうに職員室の私のところへ来て「お姉さんが結婚するの。わたし、結婚式に出るのよ。」と私に教えてくれた。しかし一週間後、きいちゃんが泣いていて「お母さんが私に結婚式に出ないでほしいっていうの。わたしのことがはずかしいのよ。わたしなんか生まれてこなければよかったのに…。」わたしは何もすることはできなかったが、きいちゃんに「結婚式のお祝いのプレゼントをつくろうよ。」といい、ゆかたをぬってプレゼントすることにした。それからきいちゃんは一生懸命ゆかたをぬい続けた。結婚式の10日前に出来上がったゆかたをお姉さんへ送ると、2日後にお姉さんから電話が来て、きいちゃんと私に結婚式に出てほしいと言った。
結婚式当日、お姉さんはお色直しのあと、きいちゃんがぬったあのゆかたを着て出てくれた。お姉さんはマイクで「手足が不自由な私の妹が、私のためにこんな立派なゆかたをぬってくれたのです。妹は私の誇りです。」と話し、式場中が大きな拍手でいっぱいになった。その後きいちゃんは、おかあさんに「生んでくれてありがとう」と話したそうだ。きいちゃんはとても明るくなり、和裁を習い、一生の仕事に選んだ。
◯教師の思い
今回「家族のきずな」を学習テーマとし、家族の寂しい思いや葛藤、愛情について共感し、自分の生き方について考えさせたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
※「家族をどのように大切にしていきたいか」について
・親孝行をして、家族を安心させる。
・家の手伝いをする。 ・家族を敬う。
・楽しい思い出をたくさん共有し、つらい時も相談して一緒に乗り越えていきたい。
3年道徳「お別れ会」
◯内容項目…よりよい学校生活、集団生活の充実
◯内容の概略
「僕」(中学3年生)は卒業式の最中に、式後の部活動で後輩に向けて挨拶するお別れ会のことが気になっていた。友達との付き合いで入った剣道部は、帰宅部っていうのもかっこ悪いという理由だけで続けた。団体戦で県大会にも出たが、それは大将の孝好が強かったからで、僕はあっという間に負けていた。後輩の前で挨拶するのは気恥ずかしかった。
校庭の一角に剣道部が集まってお別れ会が始まった。孝好は「8年連続で県大会に出ているが、すごいプレッシャーだった。部活動の後にも練習に通い、けっこうつらくて、なんで俺だけがと思った。でも自分のためより学校のために頑張った。俺にできるのはそのくらいだから。」と最後は声にならなくなった。孝好がそんなに努力していたなんて知らなかった。僕は「学校」なんてちっとも意識していなかった。僕は本当にこの中学校の一員として頑張っていたのだろうか。
(卒業後)今、僕は週に一回、中学校の剣道部へコーチとしてきている。高校でも剣道部に入部した。今さら遅いのかも知れないけど、僕にできる精一杯のことをしたい。
◯教師の思い
卒業までの3週間、学校の一員として、1・2年生の手本として、どう過ごすべきか考えてほしい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・後輩のお手本になるように過ごす。(S)
・自分の経験を伝える。(N)
・みんなに感謝する。(N)
・ケンカしないで仲良く過ごす。(I)
「春から頑張りたいメッセージ」北海道新聞より取材
26日(月)に北海道新聞の記者が来校し、3年生の伊藤妃奈さんが新聞に毎年掲載されている「春から頑張りたいメッセージ」の取材を受けました。下の写真にあるとおり、自筆で「勉強も学校生活も部活動も全力で頑張る!」と書いたスケッチブックを持った写真と、伊藤さんが語った高校生活について記者がまとめた文章がついて掲載されます。記者の質問に伊藤さんが「勉強、部活の他に委員会活動など、他の学年と交流する活動もぜひやりたい」など、とてもハキハキと答えていました。予定では3月15日前後(日にちは確定したら連絡が来ると言うことでした)に、伊藤さんを含めた25名前後の写真と文章が、見開き全面(これも予定)に載るということです。掲載日が分かりましたら、お知らせしますので、ぜひ新聞をご覧ください。
本日(2月27日)、臨時休校としました。
天気予報では特段荒れる様子はありませんでしたが、恵山中学校がある高台は昨夜から一晩中風雪が強い状態が続きました。今朝は海岸の道路から恵山中へ上がる坂道と、恵山登山道側からの道路の両方向で、いくつもの高い雪の吹きだまり(高いところで腰から胸くらいの高さ)があり、学校敷地内も同様の状況で、車の通行、生徒の登校、職員の出勤が困難と判断し、臨時休校としました。8時過ぎにやや小型の除雪車が学校前に到着して作業を始めました(下の左端の写真)が、その除雪車が吹き溜まりに乗り上げて身動きがとれなくなるほどでした。参考までに同じ場所の夏の写真を並べましたので、比べてご覧ください。恵山支所から職員も見に来ていましたが、着任以来経験したことのない状況と話していました。午前中には大型の除雪車が入り、ようやく道路の吹き溜まりも解消しつつあります。今日中には道路と敷地内の吹き溜まりも解消する見込みですので、明日から通常通りを予定しています。なお、本日実施予定だった1・2年生学年末テストは、明日行う予定です。それに伴い、明日28日(水)~3月1日(金)の時間割も変更があります。詳細は別途発信の安心メールをご覧ください。
新春書き初め会(金賞受賞)と国語書写「1年の抱負」
本日アップした「恵山中だより226号」の2ページ目でも紹介していますが、1月5日(金)に戸井西部総合センターで行われた「第29回新春書き初め会」で、2年生の大瀧和さんが金賞を受賞しました。大瀧さんが書いたのは「輝光日新(きこうにっしん)」という字で、意味は「徳の輝きが日ごとに新しくなること。日を追うにしたがって輝きが増し、実りあるものになる。」です。大瀧さんからは「今年も習字を頑張れるように、はりきって書きました。自分らしく勢いをつけて堂々と書くことを意識しました。」とコメントをいただきました。
また全学年の国語の時間、書写で「1年の抱負」を全員が書き上げ、現在、2階廊下に貼り出しています。日常のことから大きな目標まで、実にさまざまな思いがユニークに表現されています。
2年生家庭科で調理実習を行いました。
昨日21日(水)に2年生家庭科で「煮込みうどん(卵のせ)」と「いももち」をつくり喫食する調理実習が行われました。4つの班に分かれて作業しました。煮込みうどんのつゆは昆布だしでとる本格派です。その昆布は2年生の古山さんのご家庭から提供していただいた地元の食材です。その昆布を鍋の大きさいっぱいに浸して、家庭科室の中においしそうな昆布だしの匂いが拡がりました。いももちはジャガイモを煮た後につぶし、マル型やハート型などに成形してフライパンで焼いて完成です。どの班もとてもテキパキと作業を進め、無事に時間内に喫食することができました。つくる作業だけでなく、煮たり焼いたりしている最中に洗い物を並行して進めるなど、その手際の良さにとても感心しました。なお4時間目に調理したものを食べた後、さらに給食もしっかり食べたあたりは、さすが中学生ですね。
PTA役員会、ECS会議(恵山中コミュニティ・スクール)を開催しました。
先週2月15日(木)にPTA役員会を行い、今年度のPTA活動と来年度の展望についての協議を行いました。本校のPTA活動については、新型コロナによる活動休止期間の後、会員数の減少のため予算も少なくなることから、組織や活動内容を見直し、今年度のPTA総会で専門部を廃止して活動規模を縮小した形で進めてきました。学校行事との関わりで大きな支援をいただいた体育祭(5月)での運営協力や函館市PTA連合会の子育て委員会、会長研修会、新年交礼会へ参加など、学校内外の活動にご協力をいただきました。今回の役員会で今年度の諸活動と予算についてご承認をいただきました。具体的には新年度の4月に行われるPTA総会にて、あらためてご審議いただきます。
また昨日2月20日(火)にECS会議(学校運営協議会)を開催しました。本校の学校運営協議会は本校のみの単独設置の形で、構成はPTA会長を含めた地域の皆様8名と校長で計9名の委員と、恵山教育事務所長をアドバイザーとして組織しています。今年度は4月に第1回、9月に第2回を行い、昨日の第3回が最終となりました。学校運営協議会とは「教育委員会が協議会の委員として委嘱・任命した地域住民や保護者,教職員が一定の権限と責任を持って,知恵を出し合い,協働して学校の運営に参画し,子どもたちの豊かな成長を支えていく『地域とともにある学校』の実現に取り組む」ものです。(函館市HPより) 恵山中コミュニティ・スクールの全体像はこちら→恵山中コミュニティ・スクール グランドデザイン.jpg 昨日の会議では今年度後期の学校の様子や学校評価(生徒、保護者)の結果などを報告し、ご意見をいただきました。特に、本校の将来的なこととして、生徒数の減少に心配のご意見が上がりました。保育園・小学校・中学校が同じ建物に入り、9年間(またはそれ以上の年月)を通して教育をする、お互いの教員が行き来して発展的な学習や英語学習が可能になるなど具体的なご意見もいただきました。
PTA役員ならびに学校運営協議会委員の皆様には、ご多用の中ご来校いただき、ありがとうございました。
※会議中の写真を取り損ねました。文章のみの紹介となり、申し訳ありません。
2年生・学年末テストに向けて
再来週27日(火)の学年末テストに向けて、昨日2年生がテストに向けた学習計画づくりに取り組みました。今年度最後の定期テストまであと11日。自分が使える時間の中で、どの教科の、どの内容を、どのように学習すると良いか、そして計画通りに集中して取り組めるか、いろいろな要素を考えて計画表に書き込んでいました。書いている最中に「机に向かうまでがなかなか大変だ~。」と、とある一人がつぶやいていました。仕事でも同じですが、最も難しいのは「取りかかること」です。逆にいえば、取りかかることさえできれば、あとは流れに乗って前に進むことができます。家の中にあるさまざまな誘惑に負けず、「まずはとりかかる」ことができるよう頑張ってほしいと思います。
新入生保護者説明会を行いました。
昨日2月14日の午後、令和6年度に入学する新入生の保護者向け説明会を行いました。ご多用のところ説明会にご参加いただき、ありがとうございました。
校長からはスライドを使って「中学校というところのイメージ」や「小学校とのちがいである進路決定」などについてお話しさせていただき、続いて学校の概要、入学式、校内外のきまり、給食費等について各担当から説明しました。その場でもお伝えしましたが、入学を迎えるにあたって不安なことがございましたら、どんなことでも構いませんので、本校(電話85-2122 担当は教頭)へお問い合わせください。
1年生総合で職業について発表しました。
先週9日(金)の1年生総合的な学習の時間で、以前から進めていた職業についての学習の学級内発表が行われました。何のために職業に就くのか、3つの班に分かれて調べ、自分の意見と他の意見をまとめて発表しました。生活のため、やりがいのため、地域貢献のため、頑張ったことが自分に返ってくる、などたくさんの意見が出ていました。発表を聞きながら、本校生徒を含めた中学生、高校生、大学生などの若者が将来の展望を持てるような社会を、われわれ大人が形作らなければならないとあらためて思った次第です。
各学年の授業の様子です。
昨日2月8日(木)の各学年の授業の様子を紹介します。
1年生は音楽で、卒業式へ向けて合唱「旅立ちの日に」を練習しました。ピアノの近くに集まり、女声、男声のパートの音取りや、ピアノに合わせて合唱など練習に励みました。
2年生は保健体育で、「事故防止を考える」という学習課題の授業でした。私が見に行った時は自転車の事故防止(ヘルメット着用、夜間のライト点灯)について考えていました。
3年生は国語で、入試の模擬テストに取り組みました。来週13日(火)には公立高校推薦入試、15日(木)には私立高校一般入試が迫ってきており、入試の実際に近い問題の解説を真剣に聞いていました。3年生は、特に明日からの3連休は体調管理を第一に考え、本番に備えてほしいと思います。
3年生の家庭科、最後の授業でした。
昨日の3年生美術に引き続き、同じく昨日、3年生の家庭科の授業もラストでした。3年生の家庭科では「もぐもぐくまたん」という、右端の写真のようなクマの形の手袋人形と、小さい魚・骨付き肉・おにぎりを作りました。クマの口が手を入れるところと別になっていて、口から魚・肉・おにぎりを入れるようになっています。3年生は、いろいろな縫い方を駆使して集中して取り組んでいました。最後の授業ということで、家庭科担当の三浦教諭と記念写真を撮りました。
3年生美術の篆刻(てんこく)が完成。
本ブログの12月6日でも紹介しました3年生美術の「篆刻(てんこく)」が、昨日完成しました。中学校生活最後の美術作品となりました。また、美術の授業も昨日で最後となりました。中学校を卒業すると、選択科目や専門的な学科などに進まない限り、美術作品をつくるということは無いかも知れません。(趣味を除く) 完成した篆刻を大事にしてほしいと思います。
今週の道徳授業の紹介
2月5日(月)の道徳の授業を紹介します。
1年道徳「緑のじゅうたん」
◯内容項目…真理の探究、創造
◯内容の概略
2014年5月に旧国立競技場のお別れセレモニーが行われた時、グラウンドキーパーだった鈴木憲美さんが表彰された。1965年に国立競技場のグラウンドキーパーになり、整備に没頭していた。1981年2月にイングランドのサッカークラブチームの監督から、芝が枯れて黄色くなっていると指摘され、さらに「日本のナショナルスタジアムの芝は枯れている」と世界中に報道された。
鈴木さんはあらゆる種類の芝の種を取り寄せ、課題を解決しようとした。そしてある時、夏芝の上に冬芝の種をまく「二毛作」という究極の挑戦を決断した。悔しい報道から8年目のこの決断で、とうとう冬の芝も緑にした。この方法は日本各地で受け継がれた。「自分の誇りは、冬でも滑らかな緑の芝になって、サッカーのパスの精度や走力が向上し、日本のチームの役に立てたことです。」と鈴木さんは語った。
◯教師の思い
自分の理想を求めるために、すべきことは何だろうか? 自分自身の生活と重ね合わせて、自分は目標に向かって頑張れているのかを気づかせたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・あきらめないで、やりきる。苦手なものでも頑張って挑戦する。
・たくさんの経験を積む。自分には厳しく、周りには優しくする。
・周りの意見は気にせず、自分を貫き、強い意志をもつ。
2年道徳「足袋の季節」
◯内容項目…よりよく生きる喜び
◯内容の概略
1923年に私は、家の経済が非常に苦しいため、小学校を出てすぐに小樽のおばのところに行った。おばは小樽郵便局の給仕の仕事を世話してくれた。月給は安く、冬にはゴム長どころか足袋を買う余裕もなかった。
ある日、上役の言いつけで10銭玉を握って、おばあさんが売っていた大福餅を買いに行った。自分が渡したのは10銭玉だったが、おばあさんは「50銭玉だったね?」と聞いた。そのとき40銭あれば足袋が買えると思って「うん。」とうなずいてしまった。おばあさんはちらっと私を見て「踏ん張りなさいよ。」と言って私の手に10銭玉を4つ握らせてくれた。「あのおばあさんから金をかすめ取った」という自責の念と「踏ん張りなさいよ。」と励ましてくれたのだという甘い考えとが、日夜私を苦しめた。
試験に合格して札幌に配属され、月給をもらうと小樽局のおばあさんを訪ねたが、すでに死んでいた。ただむしょうに自分に腹が立った。以後20何種類の職を転々としても、「踏ん張りなさいよ。」の言葉に支えられてきた。後悔の念が深いが、おばあさんが私にくれた心を、今度は私が誰かに差し上げなければならないと思っている。
◯教師の思い
自分の生き方を考える
→今の自分にとって、将来の自分にとって、人として大事なことを考えるきっかけとなれば良い。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・(おばあさんが「私にくれた心」とは何かについて)社会に貢献する心、仕事を頑張ってこなそう とする心、自分を大切にする心、他人を思いやる心、頑張って生きようとする心、あきらめない心
3年道徳「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ジャパン」
◯内容項目…遵法精神、公徳心
◯内容の概略
アメリカの動物学者エドワード・シルベスター・モースが、1877年から2年間日本に滞在した時の記録出版から、当時の日本の人々についてのお話。モースが日本を訪れてまず驚いたのは開けっ放しの家屋の造りで通りから家の中の様子が丸見えだった。あるときモースが乗った人力車の引き手が、大量の木材を積んだ大八車を押すのを手伝い、大八車の男たちが何度もモースに頭を下げた。日本人は「あたりまえの心遣い」ができた。広島のある旅館に滞在した時、何日間か他の地を巡る際に余分な現金と金の懐中時計を旅館に預かってほしいと頼んだ。女性がお盆を一つ持ってきて「このお盆に載せてください。」といい、その盆を畳の上に置いて、そのまま部屋を出て行った。モースが不安になって尋ねると女性も旅館の主人も「ここに置いたままでいいのです。」と答えた。一週間後に同じ部屋に戻った時、お盆には現金と懐中時計が出かけた時のままの状態で置かれていた。モースの国では、ホテルの入り口にさまざまな注意書きや禁止事項が貼られ、石けんやタオルが盗まれないようにさまざまな手段がとられている。
モースが初めて日本を訪れてからおよそ140年が経つが、今の日本を訪れたら、どのようなメモやスケッチを残すだろう…。
◯教師の思い
・日本で受け継がれてきた日本人の特質(人格や行為など)を含む伝統について、考え方を広げたり深めさせたい。
・受け継がれた伝統を引き継ぎ、「日本」をよりよいものにしていこうとする気持ちを持たせたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・(モースが魅力に感じた日本人と今の日本人を比べて)変わった点は、ずる賢い人が増えた、自己中心的で相手のことを考えない。変わらない点は、規則を守る、災害などで助け合う、電車などでの思いやりなど。
・(自分はどうしていきたいかについて)誰にでも気遣いをし優しくする、今までよりも相手のことを考える、世界で一番愛にあふれる国にしたい。
1年生まめまき(節分)の様子です。
先週2日(金)に1年生が、3日の節分にちなんで「まめまき」を行いました。鬼の面を自分たちで手作りし、鬼役とまめまき役に分かれて何回か「鬼は外、福は内」をやり、最後は「心の中の鬼退治!」プリントに鬼の名、特徴、退治方法を書き込むというスタイルでした。全員一生懸命取り組み、年中行事を楽しんでいました。皆さんのご家庭では、まめまきをやりましたか?
※ちなみに、節分に「恵方巻」を食べる習慣がここ20年くらいで広まってきています。校長(58歳)が若いころは恵方巻きの習慣はなく、今でも我が家では恵方巻は買いません。
各学年の授業の様子です
3学期が始まって3週間が経ちました。今週に入って少しずつ新型コロナの感染が見られるようになってきています。2月は入試が本格化するため、特に3年生は感染対策を徹底してほしいと思います。
今回は昨日の授業の様子を写真で紹介します。1年生は理科の授業で鉱物の種類(花こう岩、玄武岩、安山岩など)の学習、2年生は体育でバスケットボールをパスしながらシュートの練習、3年生は・・・行く前からクラスで「イエーイ!」と盛り上がっていて何事かと思ったら、国語の時間に床に丸く座って百人一首をやっていました。また最後の写真は、先週、1年生の龍信さんが「1999年って英語でなんて言うんだろう?」とALTのスティーブン先生に質問している様子です。スティーブン先生からは「質問してくれるのうれしいね。すごいくいいね。」とお褒めの言葉をいただきました。
玄関ホールに「がんばれ三年生!」
生徒会が企画し、1,2年生と教職員が協力して、卒業後の進路に向けた3年生へのメッセージが、玄関ホールに貼り出されました。一人ひとりが桜の花びらにメッセージを書き、全体が桜の木になるデザインです。再来週の15日には私立高校入試、3月5日は公立高校入試が控えています。玄関メッセージに背中を押してもらい、3年生が進路に向かって努力してくれることを願います。
生徒会誌「燈臺(どうだん)」編集作業の様子+統合当初の生徒会誌について
恵山中学校では毎年3月に「生徒会誌」を発行しています。1年間の生徒会活動、学習活動、部活動などに加え、行事についての作文、写真、教職員から卒業生への言葉などが掲載されています。
昨日29日(月)の昼休みに、今年度の生徒会誌の編集委員が集まり、印刷会社から上がってきた「ゲラ刷り」の校正作業について、3年生の伊藤妃奈さんを中心に打合せを行っていました。(下の写真)
生徒会室には過去のものや寄贈された他校の生徒会誌が保存されています。現在のものはA5判で印刷会社に発注していますが、恵山中学校が誕生した当初のものは題名や体裁、内容が現在とは異なります。生徒会誌第1号の題名は「響力」(B5判)、第2号は「伸展」(A4判)、第3号は「大志」(A4判)で、印刷は校内の印刷機で行われていたようです。第4号、第5号は残念ながら保存されておらず、第6号は現在の「燈臺」(A4判)という題名になり、印刷会社へ発注する形で現在まで続いています。今年度はNo,19になります。3月の卒業式前に皆さんのお手元に届く予定です。
防災教育を行いました(能登半島地震を受けて)
1月1日の能登半島地震を受けて、本校ではあらためて地震を中心とした防災教育を1月25日(木)に行いました。
本校では2学期に地震を想定した避難訓練を行いましたが、休み時間の抜き打ちの形で実施したところ、生徒の動きや教職員の指示などでさまざまな課題が浮き彫りとなりました。そこで、3学期の冬季間という設定で、あらためて防災教育を行う予定をしていたところ、偶然ですが1月1日の大きな地震と災害が起こったため、期せずしてタイムリーな防災教育となってしまいました。
1月25日は能登半島地震発生時に撮影された数種類の動画を大型ディスプレイや個々のタブレットで視聴し、地震が起こった時にどうするかを個別やグループで考えました。学校だより225号にも掲載しましたが、今回の地震のように自宅にいる時に自分たちがどうするか、「自分事」としてとらえ考えることが大切だと感じました。また、これも偶然ですが、防災教育を行った25日に恵山支所の職員が来校して、避難所のための災害備蓄品を追加して備蓄用物置に入れる作業を行いました。(下の写真) これらの備蓄品を使うことがないよう祈るばかりです。
今週の道徳授業の紹介
1月22日(月)の道徳の授業を紹介します。※1年生は25日(木)に行いました。
1年道徳「裏庭でのできごと」
◯内容項目…自主、自律、自由と責任
◯内容の概略
昼休みに健二は大輔と雄一に体育館の裏の「裏庭」でサッカーをやろうと誘われた。3人で裏庭へ行くと、一匹の猫が物置の軒下にある鳥の巣に侵入しようとしていた。雄一がボールを投げ、猫は逃げたがボールが物置の窓に当たりガラスが割れた。雄一が職員室へ報告しに行っている間、健二が蹴ったボールが、さっき割れた窓の隣の窓に当たってガラスが割れた。雄一が松尾先生と裏庭に戻り、事情を説明した。先生が戻った後、2枚目のガラスを健二が割ったことに雄一が憤慨した。放課後に健二は大輔に「いいか。俺を出し抜いて先生のところに行くなよ。俺の立場が悪くなるじゃないか。」と言われた。
健二は帰宅後、もやもやしていたが鏡に映る自分の姿を見て「僕は、僕自身はどうしたいんだろう…」と考えるうちに、ある決心をした。次の日、健二は学校に行くと雄一に「僕、やっぱり松尾先生のところへ行ってくるよ。」と言った。雄一が「おい。大輔は…。」と言ったが、健二は首を横に振ると職員室へ向かった。
◯教師の思い
自分の中にも弱い心が必ずあって、悩んだり迷ったりするが、「正しい」と考えることを選択できることが生き方としても素敵なのだということ。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・(健二が先生のところへ行ったのは)一回行こうとして大輔に行くなって言われたけど、正直に言った方が良いから行ったと思う。
・何を言われても自分の思ったことを通せること。
2年道徳「避難所にて」
◯内容項目…節度、節制
◯内容の概略
1995年の阪神・淡路大震災の時、私は家の近くの小学校へ避難していた。仲のよい新平と浩司とも連絡が取れ、一緒に過ごすようになった。避難先でのボランティア活動を見ていて「僕ら、こんなことしていてええんやろか。」と思うようになった。町でがれきを片付ける人々の中に、私の弟の純が高齢者に水を運ぶ姿があった。私たちはボランティア相談所へ行って「何か手伝えることはないですか。」と尋ね、次の日の朝に来るように言われた。
明朝、ペットボトルと弁当を届けた先のお年寄りから「ありがとう。助かるわ。地震のあと、体調を崩しとったんや。」と言われ、何かできないかと三人で相談し、避難所の掲示板に「長期間の避難所生活では健康が大切です。(以下略)」と貼り紙をした。阪神・淡路大震災の時に復興を願って作られた歌「しあわせ運べるように」のフレーズが私の耳に自然と浮かんできた。
ていた。
◯教師の思い
実際に能登半島地震で避難所生活を送っている人や、中学生の集団避難について、自身の生活や境遇についても考えながら、辛い思いをしている人たちの気持ちも考えつつ、今、自分ができることを考えさせたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・被災地に行けないから、せめて募金等をして手助けをしたい。
・励まし合って声をかけたい、応援したい。
・災害に対する知識を深めて、自分が被災した時に活用できるようにする。
3年道徳「一冊のノート」
◯内容項目…家族愛、家庭生活の充実
◯内容の概略
僕は弟と、祖母が物忘れが激しくなり、我を張るようになったと会話していた。翌朝、僕の数学の問題集がなくなり、むっとして祖母に「しっかりしてよ、おばあちゃん。僕ら迷惑しているんだ。」と弟と一緒に祖母を非難した。ある日の学校帰りに祖母が季節外れの服装にエプロンを掛け、古くて大きな買い物籠を持った姿で歩いていて恥ずかしかった僕は、帰宅後に厳しい口調で「なんだよ、その変な格好は」と問い詰めた。
一週間後に捜し物をしていて、祖母が日記風に書き綴った一冊のノートを見つけた。自分の記憶へのもどかしさや不安や家族への感謝の気持ちが切々と書き込まれていた。「…記憶もだんだん弱くなり、今朝も孫に叱られました。…せめてあと5年、なんとか孫たちの面倒をみなければ。しっかりしろ。ばあさんや。」僕はいたたまれなくなって外へ出たが、庭で草取りをしている祖母がいて、黙って祖母と並んで草取りを始めた。「おばあちゃん、きれいになったね。」祖母はにっこりとうなずいた。
◯教師の思い
家族が幸せに暮らせるために、自分ができることを考えてほしかった。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・家族全員が過ごしやすい環境を作ることが大切だと思った。過ごしやすい環境とは、いつも通りの日常のこと。
1,2年生の作品を紹介します。
2階廊下に、1年生の絵馬と2年生の家庭科作品が飾られています。
1年生の絵馬は、このブログの1月16日で紹介した学活の時間の「絵馬」づくりで取り組んだものが完成しました。1年生教室前の廊下壁面に、めいめいがデザインして願いを書いた絵馬を、十色神社(学級目標の十人十色から)と銘打った鳥居つきの大きな紙に貼り出してくれています。下の写真中の一番大きな絵馬には「今年は勉強する時間を増やして成績をよくしたい。家族協力して家のことをしっかりやる。」と書かれています。願いが叶うことを祈っています。
2年生は2学期の家庭科でウォールポケットづくりに取り組みました。青色を基調とした布にいろいろなデザインをのせています。後日持ち帰ったら、家で活用してください。
3学年がそろう最後の専門委員会・全校集会を行いました。
先週19日(金)に、3学年がそろう形での最後の専門委員会と、委員会内容を発表する全校集会が実施されました。
昼休みに2年生の委員長が集まって生徒会執行部と打合せ(左端の写真)を行い、6時間目に各専門委員会と全校集会が開かれました。委員会では最後の参加となる3年生から後輩へメッセージを述べる場面(中央の写真)もありました。全校集会では、一年の締めくくりとなる活動についてや、全体交流会(球技大会の予定)、普段の学校生活で気をつけてほしいことなどを各委員長が丁寧に発表してくれました。
次回は3月1日に専門委員会を予定していますが、3年生は受験直前のため、1・2年生のみで行います。
登校を1時間繰り下げました。
昨日21日(日)からの悪天候で、恵山中の周辺の積雪や恵山地区内の道路状況を考慮し、本日は登校時間を1時間繰り下げて9時過ぎからの登校としました。スクールバスの運行や生徒の送迎が心配でしたが、無事に9時過ぎに学校をスタートすることができました。
昨日はずっと吹雪が続き、ところどころ吹きだまりがあって車のハンドルを取られる道路状況でした。恵山中の敷地内も吹きだまりがあり、高いところで50cmほどの部分もありました。除雪の関係で、朝と帰りの送迎でご不便をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
キャリア教育の様子(パート2)です。
12月8日に紹介しましたキャリア教育について、2回目の紹介です。
昨日18日(木)、1年生では「職業診断テスト」に取り組んでいました。よく「適性検査」と呼ばれますが、たくさんの種類があります。今回は自分の適性の目安として、クイズ的なものなど割と簡単にできるものを担任がGoogle Classroomに準備し、タブレット上で設問に答える形で行っていました。進路の決定には自分の強み・弱みを知っておくことが大事です。
また、3年生は受験が本格化しており、昨日は私立高校推薦入試、今日は高専推薦入試が行われています。昨日の3年生の総合的な学習の時間で面接練習を行っていました。「ノックして入室」などの所作、きちんとした座り方、落ち着いてゆっくり丁寧に話すなど、面接の場面では日常生活での動きと違う形になります。「◯◯高校を志望した理由」など、あらかじめ覚えておく内容もたくさんあります。回数を重ねてスムーズにできるよう頑張ってほしいと思います。
学習サポート5回目を行いました。
11月から2月にかけて8回実施する学習サポートの5回目を、昨日行いました。現在の日本の学校では、令和3年1月に出された中央教育審議会の答申に基づき、生徒が「個別最適な学び」を進められるよう、授業改善や学習環境の整備を行っています。本校でも「子供が自らの学習の状況を把握し,主体的に学習を調整することができる」ことの一環として、この学習サポートを実施しています。
昨日で5回目となりましたが、生徒は自分の学習状況に合わせて自習したり、下の数学の写真のようにサポートに入っている先生に質問して学習を行っています。時間と場を設定し、取り組む内容が分かっていれば、生徒は自分たちでどんどん学習を進めることができるということを、この学習サポートを見ていて実感しています。
2年生家庭科で幼児のおもちゃづくりに取り組みました。
家庭科の「幼児の生活と家族」の内容に関連して、2年生で幼児のおもちゃのひとつである「コロコロパズル」づくりに取り組んでいます。
立方体(サイコロの形)を4つ組み合わせ、それぞれの面に絵柄やイラストを描いて、立方体をパタパタ動かすと別の面の絵柄になるというものです。(説明が上手くなくて伝わらず、すみません。) 下の左端の写真でご想像ください。
それぞれ自分の好きな絵柄を、タブレットで検索したり、自分で考えて描いたりしながら、熱心に取り組んでいました。
3学期の授業がスタートしました。
実際は昨日から授業が始まっていますが、本日から通常通りの学校生活が再開しました。
1年生は学活の時間に、一人ひとりが「絵馬」づくりに取り組みました。色画用紙にめいめいが絵馬をデザインして願いを書いていました。完成した絵馬は神社に見立てた大きい紙(学級目標から名づけた「十色神社」)に貼り出す予定です。
2年生は保体の授業で体力テストに取り組みました。反復横とびや長座体前屈などに取り組んで記録をとっていました。
3年生は社会科で公民分野の社会保障制度について授業に取り組みました。授業におじゃました時はスウェーデンと日本の社会保障のちがいについて、考えを述べていました。
どの学年も和気藹々(わきあいあい)とした雰囲気で意欲的に取り組んでいる様子でした。