2023年6月の記事一覧

ICT活用の様子です。

 この数年で子どもたちの学習環境が劇的に変化しています。いろいろなお知らせや授業参観等でもご覧いただいていると思いますが、一昔前の「教科書・ノート・筆記用具・黒板・チョーク・手を上げて発表」から、現在は「個人のタブレット・タッチパネル・大型ディスプレイ・画面上での発表や議論」が当たり前になっています。(もちろん、教科書・ノート等も使っています。)

 ICTはちょっと前まではIT(Information Technology=情報技術)と呼ばれていましたが、最近は真ん中にCが追加されたICT(Information and Communication Technology=情報通信技術)という言葉に置き換わっています。学校教育では整備されたタブレットなどのデジタル機器を道具として使うICT教育を進めています。本校でも、生徒個々のタブレットはもちろん、各教室に配備された大型ディスプレイでデジタル教科書を使用したり、先日紹介した3年生数学での実物投影機など、さまざまなデジタル機器を授業で活用しています。ちなみに生徒のタブレット操作は、とても素早いです。

 

 

 

←3年生社会科の様子です。もとのコンピュータ室で大型ディスプレイ2台を使って提示し、生徒はタブレットを使っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

←2年生国語のデジタル教科書の様子です。写真では伝わりませんが、教科書の文章(色がついた部分)をデジタル教科書が読み上げています。

 

 

 

 

 

 

 

 

←本校の生徒玄関前のサイネージ(電子看板)です。今日や明日の予定、生徒の授業の写真などを投影しています。

1年生職場体験学習の事前準備の様子です。

 7月4日(火)の職場体験学習本番に向けた準備の紹介第2弾です。

 今年度の職場体験をお願いしているのは、次の4カ所です。

 【うみまち食堂 菜の花】様  【認定こども園 函館市つつじ保育園】様

 【函館市 恵山支所】様  【DCMニコット 恵山店】様

 今日は4つの職場に訪問するグループに分かれて、それぞれの職場への質問事項を考えました。

  

3年生数学の授業の様子です(実物投影機で説明)

 3年生の数学では、「正方形の一辺の長さを考えよう」というめあてで、傾いたいろいろな正方形の面積と一辺の長さについて、実物投影機を使って、図に赤ペンで書き込みながら、他の人に説明する授業が行われました。ICT(実物投影機)を駆使しながら他の人に説明することで、思考力・判断力・表現力が身につく例です。

 

2年生美術の授業(張り子制作)の様子です

 2年生の美術では「張り子」の制作に取り組んでいます。美術の須賀先生にお聞きしたところ、「張り子」は全国で見られる日本の伝統工芸で、今回は動物の形の張り子づくりで授業を進めています。

 手順は①新聞紙で動物の形(土台)をつくる→②ラップで包み、その上から新聞紙で8周分貼り付ける→③その上に半紙を2~3周分貼り付ける→④割って土台を取り出す→⑤彩色する・・・といった案配です。写真にあるとおり、現在は②の作業中です。制作の際に生徒に気をつけてさせていることとして、一体感を出すために紙の貼り方を丁寧にすること、動物らしさを出すために関節や筋肉の付き方などリアルになるようにすることを指導しているということでした。

完成品がどうなるのか、楽しみです。

 

1年生技術の授業(木材加工)の様子です

 1年生の技術では、現在、木材加工に取り組んでいます。1枚の長方形の板材から切り出して、本立てやCDラックなど7種類の中から個々で1つを選んで製作します。

 今の時代、子どもが家で釘を打ったり、のこぎりで木を切る等の経験は、ほとんど無いのではないでしょうか。もしかしたら大人も・・・。

 今日の授業を見た限り、さしがね(L字形の金属製の定規)をしっかり木材に当てたり、危なげなく釘打ちする様子でしたので、きちんと道具の使い方や注意点を理解して作業している様子でした。

 

1年生国語の授業と学校司書とのコラボ

 1年生国語の授業で本のポップづくりに取り組んでいます。場所を図書室に移し、学校司書の三吉さんのアドバイスのもと、自分がおすすめしたい本について、相手にわかりやすい内容でポップを作り、今日、授業の中で発表していました。本の内容をしっかり理解し、ポップに表現してくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

←実際に作ったポップ(一部)です。

 

 

 

 

 

←こちらは、今の2年生が昨年度作った”帯”です。

生徒自ら作る決まりについて

 昨日は函館市生徒会協議会の取り組みを紹介しました。今回は本校の決まり作りについて紹介します。

 本校では昼休みに生徒が体育館を使用しています。あまり広くないため、学年ごとに優先使用の曜日の割り当てを行っています。また、スペースの半分ずつをバドミントンスペース・バレースペースとしています。

 以上の決まりは、通常であれば生徒指導部の教職員が担当して生徒へ周知することが多いですが、本校では各学級の代表で組織する代議員会で決めています。

 4月は上記の形で始めましたが、実態としてバレーをする生徒がおらず、部活動がある関係でバドミントンをする生徒がほとんどでした。2年生からバレースペースでバスケットができないかとの要望が上がり、「各学級で意見集約→代議員会で検討→バスケットで使用が認められる」という手順で、5月中旬からバスケットの使用ができるようになりました。このように決まりを生徒が自分たちの手で作るという形は、今後ますます重要になります。恵山中学校でも生徒を主語として様々な活動を進めていきたいと思います。

4月の体育館の様子       今月の体育館の様子

  

 

        

校外における生活心得について話し合う活動を行いました

 きのう(6月6日)の学活で、「校外における生活心得」について話し合い活動が行われました。
 近年、全国各地で「ブラック校則の見直し」という話題をニュースでよく目にします。昔は校則で学校を安定させる考え方でしたが、今は校則を生徒が議論する時代に変わりつつあります。函館市の生徒会協議会でもこのような考え方に沿って、昨年度から「校外における生活心得」について討議しています。昨年度はアンケートをとり、それについて各校の生徒会の代表がいくつかのブロックに分かれて話し合いを行いました。
 今回は次の3つについて生徒会協議会から提示されたことを受けて話し合いました。
①外泊は禁止である
②外出時間は午前6時以降とする。
③ゲームコーナーやゲームセンター、複合型娯楽施設(ラウンドワン等)などの出入りは 保護者同伴である。
 ①~③が無かったらどうなるのか、どのような危険性があるかという観点で話し合いました。このあと意見をまとめて、生徒会代表がブロック会議で本校の意見として発表し、交流を行います。
 全員が真剣に考え、意見を発表していました。本校で出された意見の一部を紹介します。
①「外泊は禁止」がなかったら
 ・好き勝手してしまう ・いじめが行われるかも
②「外出時間」がなかったら
 ・釣りに行って海に落ちる ・周りに人がいなく、助けを求められない
③「保護者同伴」がなかったら
 ・カツアゲされる ・白熱してお金をつかってしまう

  

 

 

 

 

 

 

道徳の授業についての紹介です

 現在の中学校の道徳科は,平成31年からスタートしました。それまでも時間割の中に道徳の位置づけはありましたが、この年からは「特別の教科である道徳=道徳科」となり、「教科」として明確になりました。
 中学校の道徳では「自主、自律、自由と責任」や「生命の尊さ」など22の道徳的諸価値(内容項目)について扱うことになっています。教科書も支給されています。
 恵山中学校では、学級担任だけでなく、学年の枠を超えて様々な先生が道徳科を担当しています。学級担任をスタートとして7週で7人の先生が担当するサイクルで授業を行っています。

→年間計画はこちら→2023 道徳年間指導計画.pdf

 6月5日(月)の道徳は、ちょうど7週が終わって次のサイクルの1時間目(学級担任)が担当しました。どの授業も題材について考え、議論することができていました。

【1年生】
 「ふれあい直売所」という題材で、無人の野菜直売所を経営している「私」が、妹に「別の無人直売所でお金を入れずに持ち帰る不正があったから、早いうちにやめたら」と言われ、もやもやした気持ちになり・・・という内容です。『遵法精神、公徳心』について考える授業でした。

 

 

 

【2年生】
 「名乗り出なかった友」という題材で、同じ学校の友達三人が地域のお年寄りを助けたのを見た「僕」が、後日、全校集会で校長先生からその話を聞き、名乗り出なかった友達の思いやりのある行動に対して熱いものが胸にこみ上げてきて・・・という内容です。『思いやり、感謝』について考える授業でした。

 

 

【3年生】
 「エリカ-奇跡のいのち」という題材で、1944年生まれの生後2~3か月のユダヤ人である「わたし」が、強制収容所に向かう列車に家族と乗っていて、母が「わたし」を生かすために列車の窓から外へ放り投げ、拾ってくれた人に「エリカ」と名付けられて育てられ、21歳で結婚し子をもうけることができて・・・という内容です。『生命の尊さ』について考える授業でした。

代議・専門委員会の活動と全校(報告)集会について

本校では全員が各委員会に所属しています。

5月8日(月)の生徒総会で提案・承認された活動目標、活動内容について、月1回で定期的に行われる代議・専門委員会で進み具合や課題等について話し合いを行います。

ここまではどの学校でもおおむね同じスタイルで行われていますが、本校では小規模を活かして、各委員会で話し合われたことを、直後に全校集会の形で全校生徒へ知らせています。どの委員会でどのように活動しているか、全員で情報共有できる、とても意義のある集会です。※下記の他に放送委員会があります。写真が撮れませんでした。