道徳の授業についての紹介です

 現在の中学校の道徳科は,平成31年からスタートしました。それまでも時間割の中に道徳の位置づけはありましたが、この年からは「特別の教科である道徳=道徳科」となり、「教科」として明確になりました。
 中学校の道徳では「自主、自律、自由と責任」や「生命の尊さ」など22の道徳的諸価値(内容項目)について扱うことになっています。教科書も支給されています。
 恵山中学校では、学級担任だけでなく、学年の枠を超えて様々な先生が道徳科を担当しています。学級担任をスタートとして7週で7人の先生が担当するサイクルで授業を行っています。

→年間計画はこちら→2023 道徳年間指導計画.pdf

 6月5日(月)の道徳は、ちょうど7週が終わって次のサイクルの1時間目(学級担任)が担当しました。どの授業も題材について考え、議論することができていました。

【1年生】
 「ふれあい直売所」という題材で、無人の野菜直売所を経営している「私」が、妹に「別の無人直売所でお金を入れずに持ち帰る不正があったから、早いうちにやめたら」と言われ、もやもやした気持ちになり・・・という内容です。『遵法精神、公徳心』について考える授業でした。

 

 

 

【2年生】
 「名乗り出なかった友」という題材で、同じ学校の友達三人が地域のお年寄りを助けたのを見た「僕」が、後日、全校集会で校長先生からその話を聞き、名乗り出なかった友達の思いやりのある行動に対して熱いものが胸にこみ上げてきて・・・という内容です。『思いやり、感謝』について考える授業でした。

 

 

【3年生】
 「エリカ-奇跡のいのち」という題材で、1944年生まれの生後2~3か月のユダヤ人である「わたし」が、強制収容所に向かう列車に家族と乗っていて、母が「わたし」を生かすために列車の窓から外へ放り投げ、拾ってくれた人に「エリカ」と名付けられて育てられ、21歳で結婚し子をもうけることができて・・・という内容です。『生命の尊さ』について考える授業でした。