2024年8月の記事一覧
道徳の授業の紹介(8月29日実施)
2学期最初の道徳授業を紹介します。今回は「自分だったら」や「自分たちの恵山中学校について」を考える授業もあり、より身近なことについて生徒がよく考えてくれていました。(なお、1学期までの道徳授業の紹介で「内容の概略」が長めだったため、今回から短くまとめるように改善してみました。それでも長く感じるかもしれません・・・。)
1年A組、1年SA組道徳「私らしさって?」
◯内容項目…A主として自分自身に関すること-1自主、自律、自由と責任
◯内容の概略
ユウコは小学校時代は学級委員としてクラスをまとめ、頼りにされていた。中学校では周りの様子が気になって学級委員の立候補できなかった。2学期の終わりの学級対抗スポーツ大会の種目決めでも、挙手して発言しようとしたが途中でやめてしまった。そのことを小学校の時に同級生だったアキに話すと、「いつものユウコらしくないよ。」と言われた。家に帰って小学校の卒業アルバムを見ながら、アキに言われた言葉を思い出していた。
◯玉野教諭(1A担当)の思い、考えさせたいこと
・「自分らしさ」を自覚し、尊重することで、自信をもって学校生活を送ってほしい。
○髙橋教諭(1SA担当)の思い、考えさせたいこと
・周囲の目に惑わされず、自分の気持ちを大切にして、取り組む大切さを気付かせたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・自分らしく勉強を頑張りたいです。
・(アキがユウコに伝えたかったことは?について)知らない他の人もいるけど、自分が言いたいことは言っていいし、やりたいことはやっていい!
2年A組道徳「ハイタッチがくれたもの」
◯内容項目…C主として集団や社会との関わりに関すること-15よりよい学校生活、集団生活の充実
◯内容の概略
福岡市の「いじめゼロサミット」に参加した生徒会長の裕司は、今年提案された「ハイタッチの日」を自分の中学校でも提案した。しかし「ハイタッチしても、いじめはなくならないんじゃないかな」などの意見が出て賛成を得られなかった。副会長の浩一も考え込んだままで、裕司は暗い気持ちになった。次の土曜日のバレー部練習試合では、もやもやした気持ちでミスを連発した。浩一は、いつもと違う裕司の姿を見て、相手の強烈なサーブに反応し、裕司のスパイクにつなげた。選手たちが裕司とハイタッチした。その後、裕司は調子を取り戻し、ポイントが決まるたびにハイタッチした。その日の帰り道、裕司が浩一に「ハイタッチの日の提案をもう一度しよう思う」と言うと、浩一はニコッと笑顔で「もちろん、僕も協力するよ。」と右手で裕司にハイタッチした。
◯立花教諭(2A担当)の思い、考えさせたいこと
・恵山中学校の良さや取り組みを広め、つないでいくために何が必要なのか、具体的な行動について考えさせたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・学校の良さを後輩に伝え、次々と受け継いでもらう。二学期は自他尊重をもっと心がける。
・他学年との交流を増やす。言葉を選んで発言することを心がけたい。自分の意見を持つ。
3年A組、3年SA組道徳「稲村の火・余話」
◯内容項目…C主として集団や社会との関わりに関すること-16郷土の伝統と文化の尊重、郷土を愛する態度
◯内容の概略
1754年12月24日夜の安政南海地震で和歌山県広川町が大津波に襲われた時の実話。地震後に津波が来ると考えた、しょうゆ問屋の当主・濱口儀兵衛は、逃げ遅れた村人のために高台で稲むら(稲の束を積み重ねたもの)に火を放ち、その日を目印に多くの人が高台に逃げることができた。地震後、儀兵衛は故郷の復興のため、将来また来るであろう津波に備えて、紀州藩に堤防の造築を申し出、巨額の私財を投じて高さ5m、長さ600mの堤防を築いた。この堤防は1946年の昭和南海地震の時に村を津波から守った。儀兵衛たち先人の精神を受け継ぐため、現在も地域の小中学生が広村堤防に土盛りをするなどの行事が続けられている。
◯佐藤教諭(3A担当)の思い、考えさせたいこと
・郷土のために尽くした先人の生き方を理解し、自分たちも恵山の地域社会の一員であることを意識させ、地域のために何ができるかを考えさせたい。
◯坂井教諭(3SA担当)の思い、考えさせたいこと
・ふるさとを思う気持ち、将来にわたりふるさとにできることは何だろうと考えさせ、大切にさせたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・自分も災害時には人に気をつかえる人のなりたい。
・自然災害が起きる前に避難用バックを作ったり、地震や津波に関するポスターをお店に貼るなど色々わかった。
前期期末テストが終了+職員ICT研修について
26日(月)から今日まで4日間にわたった前期期末テストが、今日の技術のテストをもって終了しました。生徒の皆さん、大変お疲れ様でした。採点された解答が戻ってきていると思いますので、見直し・解き直しを進めましょう。3年生は実力Aテストが13日後に迫っています。こちらは1年生からの広い範囲のテストになります。配布済みの範囲表を確認して、計画的に準備を進めましょう。写真は左から昨日28日(水)の1年生保体テスト、2年生家庭テスト、3年生技術テスト、2段目左は3年生数学での実力テスト過去問解説の様子です。
また、昨日28日(水)に職員ICT研修を行いました。講師は下の左の写真奥に座っているICTサポーターの守谷さんです。現在、生徒がタブレットで使っている「ジャムボード」(6月4日の本ブログで紹介しました)というアプリが10月1日以降に入力や編集ができなくなるため、それに代わるアプリ(Canva=キャンバ、Padlet=パドレット)について、守谷さんが説明や体験・実演をしてくれました。 昨日はリモートでえさん小学校とつなぎ、2校で同時に研修を行いました。下の右の写真は、今日、SA組でさっそくCanvaを使ってみている様子です。
前期期末テスト(音楽・美術)を実施しました。
昨日に引き続き、全学年の音楽・美術のテストを行いました。下の左の写真が1年生音楽テスト、中央の写真が2年生美術テストの様子です。また、昨日の5教科のテストについて、今日さっそく返却される教科がありました。下の右の写真は3年生社会の返却(教師による解説中)の様子です。明日は保健体育と家庭、明後日は技術のテストが行われる予定です。
前期期末テスト(国,数,社,理,英)を実施しました+評価・評定(成績)について
本日、予定通り国語、数学、社会、理科、英語の前期期末テストを行いました。夏休みが始まる前に、夏休みの課題とともにテスト範囲も発表していました。下の写真は左から1年生、2年生、3年生の国語テストの様子です。真剣に問題に向き合う姿が見られました。
本校では今日の5教科のほか、今週中に、美術、音楽、保体、技術家庭のテストも行います。本校の教員が作成するテストは、今回の前期末と3学期の学年末の2回です。(※実力テストについては、後日あらためて説明します。) ここでテストと評価・評定(成績)について少し説明します。学校で行うテストは「成績を決めるため」と思われがちです。もちろんテストの結果も評価・評定を決めるときには考慮しますが、今は「テストの点数だけで成績を決めていない」のです。「論述やレポートの作成、発表、グループでの話合い、作品の制作等といった多様な活動に取り組ませるパフォーマンス評価などを取り入れ、ペーパーテストの結果にとどまらない、多面的・多角的な評価」(中央教育審議会資料より引用)を行っています。したがって、ある教科で90点だったとしても、評定「4」や「5」がつかないこともあります。点数はあくまでも総合的な目安であり、成績のためというより、「今の自分が身につけていない部分の確認」ととらえて、テスト後の授業で自分に不足している部分を身につけるための目安と考えてほしいと思います。本校の教員からも「テストのやり直し」を勧めていますが、テストが終わった後の取り組みが大事だということです。こういう力が本当の意味の「学力」です。
2学期の始まりにあたって
30日間の夏休みが終わり、今日から2学期が始まりました。夏休み中に部活動で顔を合わせた生徒もいましたが、今日久々に登校する生徒の元気そうな姿を見ることができました。今日は1時間目に校内の強化清掃を行ってから始業式を実施しました。
始業式では各学年の代表3名から2学期に向けての話がありました。一部を紹介します。1年生の田中さん・・・「あいさつ、部活、家庭学習を、2学期を充実したものにするために頑張って努力したい。」 2年生の岩村さん・・・「夏休みでは港祭りの花火大会と部活が印象に残った。11月の新人戦に向けたダブルスの練習が楽しかった。2学期は勉強と恵祭を頑張りたい。」 3年生の手代森さん・・・「2学期に頑張りたいことの1つ目は勉強。1学期は社会を頑張った。ABCテストや期末テストに向けて、また志望校に受かるように学校でも家でも努力したい。2つ目は恵祭で3年生の発表や係活動を頑張りたい。3つ目は早寝早起きを頑張りたい。」
2学期は9月末(27日)に恵祭(文化祭)が控えているとともに、3年生にとっては進路決定に向けた重要な期間になります。また生徒会は3年生から2年生へのバトンタッチの時期にもなります。1年生の田中さんの話のように「2学期を充実したものに」という気持ちで、生徒、教職員ともに取り組んでいきたいと思います。