2024年10月の記事一覧

道徳の授業の紹介(10月2日実施)

 先週2日(水)の道徳の授業を紹介します。毎回の生徒の感想、振り返りを読むと、しっかりとそれぞれの題材について考えてくれていることに感心します。※SA、SBの写真が撮れませんでした。

1年A組「違いを乗り越えて」
◯内容項目…C主として集団や社会との関わりに関すること-18国際理解、国際貢献
◯内容の概略
 「私」の家に国際交流のホームステイでインドネシアからAさんが来て、日本とインドネシアとの文化や習慣が大きく違ったお話。インドネシアでは刺身のような生の魚を食べないけど、Aさんは思い切って食べてくれた。しかし別の日にザルそばを食べに行ったときは「物を食べるときに音を立てるのは行儀が悪く、食べ物を粗末にすること。」と言って食べなかった。私の母とは片言の英語と日本語で話していたが、気持ちが通じ合っていると気づいた。他にも人差し指で人や物を指したりしないこと、日本文化としてのお茶とお花を楽しんでくれたりした。お互いの文化の理解、その背景の理解、そして違いを認め合っていくことが大切だと思う。
◯髙木教諭(1A担当)の思い、考えさせたいこと
・他国の人と接する時、どんなことを大切にしていけばいいのか、考えさせたい。(恵山にも他国の人がいるので、身近な存在として考えさせる。)
・お互いを認め合う、受け入れる寛容な気持ちをもつことを身につけさせたい。
◯佐藤教諭(12SAB担当)の思い、考えさせたいこと
・教材を通して、日本の習慣や文化の良さを理解するとともに、他の国々の人々や文化に対する理解を深め、尊重しようとする気持ちをもたせたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・外国人が来たら日本の文化を教えたい。
・他国の人と接する時は言語やルール、文化なども大切だが一番は気持ちが大切だと思いました。しっかり理解して楽しく過ごすのが大切です。

10月2日 1A道徳①

10月2日 1A道徳②

 

 

 

 

 


2年A組「小さな工場の大きな仕事」
◯内容項目…C主として集団や社会との関わりに関すること-13勤労
◯内容の概略
 東京都大田区の羽田にある小さな工場で育った僕は、(手を真っ黒にしてヤスリをかけているような仕事はしたくない。どうせ働くなら、もっときれいな職場で、お金がたくさんもらえる、かっこいい仕事に就きたい。)と考え、職場体験でゲームソフトの会社へ行くことに決めた。体験から帰ってくると作業していた父が黙って何かの部品を差し出した。兄が「それは人工衛星を宇宙に打ち上げるロケットの部品さ。」と言った。僕が「そんなすごいものが、なんでうちの工場にあるの?」と聞くと、兄は「それは、うちの工場がすごいからだよ。コンピュータや機械だけでは作れず、どうしても人間の手作業が必要で、親父は百分の一ミリまでせっかくに磨けるんだぞ。」と話してくれた。「思い通りの部品が作れるようになるまでに二十年ぐらいかかったが、この手で作ったものが世の中の役に立つっていうのは、うれしいものだぞ。」と言った父はいつもと違って見え、油のしみこんだ黒い手が誇らしく見えた。
◯大和教諭(2A担当)の思い、考えさせたいこと
・職場体験学習や専門学校見学の経験から、働くことの意義を考えさせたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・手作業でやるからこそ作れるものや想いが込められてるんだなと思った。それぞれにやりがいがあるからこそ続けれるんだと思った。

10月2日 2A道徳①

10月2日 2A道徳②

 

 

 

 

 

 

3年A組「独りを慎む」
◯内容項目…A主として自分自身に関すること-2節度、節制
◯内容の概略
 33歳で勤めていた出版社をやめ、テレビなどの脚本を書き始め、ひとりでアパート住まいを始めた向田邦子さんのお話。私はドキンとすることにぶつかった。急激にお行儀が悪くなっている。フライパンや鍋をそのまま食卓に出して箸をつけたり、下着姿のまま部屋で過ごしたり、立ち居振る舞いが居汚くなっていた。私は人が見ていないと、人がしてはいけないことをしようとしてしまう癖がある。自由はいいもので、ひとりで暮らすのはすばらしいものだが、とても恐ろしい、目に見えない落とし穴がぽっかりと口を開けている。それは行儀の悪さと自堕落だ。「独りを慎む」という言葉を知ったのはその頃だった。誰も見ていなかった、誰もが気がつきはしなかったけれど、何と恥ずかしいことをしたのか。「独りを慎む」、これは人様に対して言っているのではなく、独立して十七年になりながら、いまだになかなか実行できないでいる自分に向かって、意見している言葉なのだ。

◯菊地教諭(3A担当)の思い、考えさせたいこと
・将来の独り暮らしを展望したときに、独りだからこその自由と、人に見られていないからこそのメリハリを、自分自身で慎むことの大切なを発信したい。
◯須藤教諭(3SA担当)の思い、考えさせたいこと
・自分の日常を振り返り、自制心のある生活が満足感や充実感のある生活につながっていくことに気づかせたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・もし自分をコントロールする心がなかったら、自分が駄目な人間になってしまったりやってはいけないことをやってしまったりしてしまうから。
・この話を聞いて、自己管理が甘いと考えや簡単なことがあまり考えれなくなることが危ないっていう感想になりました。

10月2日 3A道徳①10月2日 3A道徳②