2024年10月の記事一覧
道徳の授業の紹介(10月30日実施)
昨日の道徳は1,2年生が「思いやり」について、3年生が「自然愛護」についての内容でした。それぞれ内容と振り返りを紹介します。
1年A組「バスと赤ちゃん」
◯内容項目…B主として人との関わりに関すること-6思いやり、感謝
◯内容の概略
ギュウギュウ詰めのバスの中で、赤ちゃんの火のついたような鳴き声が聞こえた。停留所で泣いた赤ちゃんを抱いている若い女性が「降ります。」とお金を払おうとした。そのとき運転手が「目的地はここですか?」と聞くと「新宿までですが、子どもが泣くのでここで降ります。」と答えた。すると運転手はマイクで「皆さん!この若いお母さんは新宿まで行くのですが、赤ちゃんが泣いて、皆さんにご迷惑がかかるので、ここで降りると言っています。子どもは小さいときは泣きます。泣くのが仕事です。どうぞ皆さん、少しの時間、赤ちゃんとお母さんを一緒に乗せていってください。」といった。バスの乗客全員の拍手が返事となった。
◯菊地教諭(1A担当)の思い、考えさせたいこと
・「社会の思いやり」をテーマにした題材を通して、親切を周りの人につなげていく恩送りについて話し、中学生の自分にもできることがないか考えて行動することの大切さを伝えたい。
◯髙橋教諭(12SAB担当)の思い、考えさせたいこと
・困っている人がいたら、すぐに助けるといった「思いやり」のある行動をすることの大切さを考えさせたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・思いやりは自分もいい気持ちになるし相手も良い気持ちになるし、親切は一人がすれば何人にも広がっていくんだよっていうことがわかりました。
2年A組「小さな工場の大きな仕事」
◯内容項目…B主として人との関わりに関すること-6思いやり、感謝
◯内容の概略
少女は毎日、大きなコンクールのために合唱部の練習が続き、帰りが遅かった。小さい町で、少女が帰る時間には商店も閉まっており人通りも少ない。ある日、少女がいつものように遅い夜道を急いでいると、小さなくだもの屋の店が開いていて、明々と灯がともっていた。その後もくだもの屋の明かりに守られながら、暗い夜道を帰った。コンクールが無事に終わり、少女はくだもの屋のことを忘れていた。その後、合唱部の友達が入院し、見舞いのくだものを買おうと、そのくだもの屋に入ろうとしたら、店の奥からコンクールの課題曲のハミングが聞こえた。そのおばさんが「毎日遅くまで大変ですねえ。毎晩いい声で歌って通っていたでしょう。若い娘さんが暗い夜道を帰るのは心細いと思って、せめて店の明かりだけでもつけて、歌の声が通り過ぎるのを合図に店をしめてたんですよ。」少女は深々と頭を下げた。くだものよりもなによりも、いちばんお見舞いになる土産話ができたと思った。
◯立花教諭(2A担当)の思い、考えさせたいこと
・日頃の生活の中で受けるさりげない思いやりに気付きながら、その善意や思いやりにどう返していくとよいか、どのような気持ちや行動が必要かを考えさせたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・思いやりに気付くことは大切で、またそれにどう行動するかで相手の気持も自分の気持も良くなることがわかった。
3年A組「『川端(かばた)』のある暮らし」
○内容項目…D主として生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること-20自然愛護
○内容の概略
山に降った雨や雪解け水が伏流水となってコンコンと湧き出る滋賀県高島市新旭町の針江地区では各家で井戸を掘り、水路を張り巡らせた「川端(かばた)」と呼ばれる水場のインフラを整備してきた。年間を通じて約13度に保たれている水の利用は、環境にも優しい。これに関心を寄せた写真家の今森光彦さんが川端のことを紹介すると、瞬く間に評判が広がりテレビ番組も紹介された。そして全国からたくさんの人々が見学に訪れるようになった。地元の住民は「針江生水(はりえしょうず)の郷(さと)委員会」を立ち上げ、ボランティアでガイドをする活動を開始した。自ら受け入れ態勢を整えたおかげで、地元の人々側が故郷についていろいろ知るようになり、住民の意識も大きく変わった。
◯髙木教諭(3A担当)の思い、考えさせたいこと
・自然と共生する心構えや「自分たちが自然と共生していくためには、どんな心構えが必要だろうか」というテーマで、自然保護や環境保全について考えさせたい。恵山にも古くからある自然をどう大切にしていくかも考えさせたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・人間が自然と共生していくには、自然を破壊しないように環境保全に努めることが大切だとわかった。
教育相談が始まりました。
本日10月30日(水)から11月1日(金)までの3日間で、生徒と担任が1対1で話す教育相談が行われます。本校では前期5月末、後期10月末の2回実施しています。教育相談の前に、学校生活についてのアンケートをとって個々の状況を把握した上で、生徒の悩みや諸問題の解決を目指して、教師が支援・援助する姿勢で話し合います。(決して指摘や指導の場ではありません。)写真は各学年の今日の教育相談の様子です。
生徒会新旧会長のあいさつ
生徒会執行部が作成、発行している「生徒会通信」に、新旧役員のあいさつ文が載っていましたので、ここで紹介します。
松本前会長(左側の写真)=1年間会長を務めた松本悠希です。春は体調を崩しあまり活動に参加できないことも多くありました。その中でもいじめ撲滅集会や体育祭、恵祭の企画などを行ってきました。その活動を通して、どうやったら行事を盛り上げれるかなどを考えて企画してきました。生徒会として活動した3年間を通して、人前で話すことや発表する機会が増えたことで自信がつきました。後期からは一新して新しい役員に変わり、この学校をもっとより良くしてくれればと思います。3年間ありがとうございました。
成田新会長(右側の写真の中央)=新しく生徒会会長になりました成田有理子です。後期は1年生1名、2年生2名の計3名で活動していきます。後期は、行事が少ないですが、たくさん企画を実施できるように頑張っていきたいです。今期も引き続き、よろしくお願いします。
えさん小学習発表会に本校生徒も参加しました。
10月19日(土)に、小中連携校である、えさん小学校の学習発表会が行われ、同小の卒業生である本校生徒も参加しました。「君が主役だ!さぁ行こう!輝きのステージへ」というテーマのもと、「できるようになったこと」を中心に歌、音楽、プレゼンなどの発表が繰り広げられました。左の写真(1年生)では左のスクリーンに個々の児童ができるようになったことと、ディスプレイには算数の計算のしかたが表示されています。中央の写真は5・6年生の「えさんショーカス」の発表で行われた大縄飛びに本校生徒が参加している様子です。卒業生として発表に協力してくれてありがとうございました。右の写真は5・6年生による「おわりのことば」で、自分たちの取組や周りへの感謝の言葉を心を込めて話している様子です。全校児童がはきはきと元気よく発表したり動いている姿を見て、とても感心しました。
函館市青少年芸術教育奨励事業の美術部門で入選!
毎年行われている函館市青少年芸術教育奨励事業の美術部門に、2年生の成田有理子さんが応募し、見事に「入選」を果たしました。絵のタイトルは「大冒険」で、成田さんの作品についてのコメントは「工夫した点は、水中での浮遊感を表現し、金魚のつややかさや泡をていねいに描きました。」ということでした。下の写真にあるとおり、とても素敵な作品に仕上がっています。先週19日(土)から21日(月)にかけて函館市芸術ホール地下ギャラリーに展示されました。本校でも、後日、1階ホールに展示する予定です。
2年生が認知症サポーター養成講座を受講しました。
昨日10月22日(火)、本校体育館で2年生を対象とした認知症サポーター養成講座を行いました。本校では4年目になります。国で進めている「認知症サポーターキャラバン事業」の一環として、函館市が地域包括支援センターを通して行っているものです。昨日は戸井支所にある地域包括支援センター社協の高田保健師と職員2名が来校し、前半50分を認知症についての講義、後半40分で高齢者への理解として車イス・高齢者疑似体験を行いました。車イス体験にはボランティアとして地域の方3名にご協力いただき、実際に生徒がボランティアの方に「動かしますよ」など声かけをしながら車イスの取扱を学びました。高齢者疑似体験は視野が狭くなるゴーグルと耳を覆おうイヤーマフ、足・腕・上半身におもりをつけ、ステッキを使って階段の上り下りなどを行いました。昨日は北海道新聞の記者も取材していましたので、後日、新聞に掲載される予定です。
ICTを使った授業での「めあて」と「振り返り」について
10月18日(金)にSB教室で行われていた英語の授業を見たとき、ディスプレイの画面に日にちごと、個別の「めあて」と「振り返り」が表示されていました。下の左側の写真です。見えにくいので、ここに書き出しますが、左下には「めあて Unit6-1の単語テストで18点中、15点をとる」とあり、その下には振り返りで「①達成できた。②声を出してできた。③これから頑張りたいことは…」とありました。これは最近使用を始めたPadlet(パドレット)というアプリを使って、日にちごとに授業の「めあて」と「振り返り」をデータで保存している様子です。前回取り組んだことも入力してあるので、自分の学習の様子がわかりやすくなっています。このように、本校では一人一台端末を使って様々な学習に取り組んでいます。
函館市教育委員会・学校教育指導監が来校しました。
昨日10月17日(木)に、本校の教育活動の視察・指導助言のため、函館市教育委員会の吉田指導監(写真の右側に立っている方)が来校し、授業の様子を視察しました。1年生の英語は、ちょうど1ヶ月ぶりにALTのゲイズ先生も来ていたので、パワフルな英語のやりとりの最中でした。2年生は理科、3年生は国語、3SAは最近使い始めたKahoot!(カフート)という学習アプリを使った国語とクイズの授業でした。吉田指導監から「どの授業も生徒がしっかり前向きに学習しており、落ち着いている様子ですね。」とコメントをいただきました。
1年生社会で研究授業を行いました。
昨日10月16日(水)に、1年生社会で須藤教諭が研究授業を行いました。内容は地理の中国の農業で、地域ごとに違う作物が作られていることについて考えるというものでした。さまざまな中国料理(下の左端の写真)から、地域ごとに作られている農作物について個別に調べ、個々のタブレットで「Padlet(パドレット)」というアプリを使って調べたことを入力(下の右端の写真)し、さらに農作物が地域によって違う理由を考えました。自分の考えを進んで発表する様子や、教科書・ネット・地図帳などいろいろなツールを使って、調べ方を工夫する姿が見られました。
後期生徒会・委員の認証式と第1回専門委員会を行いました。
先週10月11日(金)に、選挙で選ばれた生徒会役員と、各委員の認証式を行いました。校長から生徒会役員3名へ認証書を手渡し、その後、成田新会長から各委員の代表に認証書を渡しました。後期からは、前期までの3年生中心の活動を引き継いだ2年生が中心となって動いていきます。生徒会規約にもある「よりよい学校をつくる」ために、生徒の皆さんが主体となり、充実した自治活動を目指してほしいと思います。認証式後は各委員会に分かれて後期の目標と活動についての話し合いを行いました。
後期の活動に際し、校長からは前期までの「自他尊重」の発展形として「自他向上」をスローガンとしていくことを全校生徒に話しました。そして「自他向上」のためには「役割意識」が大切だということも話しました。お互いが向上するために、役割分担(決められたことを行う)ではなく、役割意識(活動のために自分ができることは何か)を考えて取り組んでほしいと伝えました。教職員も生徒の主体的な活動を支援していきたいと思います。
恵山登山(恵山学)が北海道新聞に掲載されました。
10月4日付の本ブログでも紹介しました恵山学の一環としての恵山登山の記事が、昨日10月10日(木)の北海道新聞に掲載されました。内容がわかりやすくまとめられており、記事の中には3年生の大瀧さんが記者にインタビューされたコメントも書かれていますので、ご覧ください。
北海道新聞社許諾D2410-2510-00028819
恵山町会連合・恵山中学校合同避難訓練を実施しました。
昨日10月9日(水)、恵山町会連合が主催する避難訓練に本校も参加しました。恵山町会連合が主体となる初めての避難訓練ということで、今年5月に急逝された前恵山町会連合会長の長田征洋さん(本校のCS委員でもありました)が発案し、遺志を継ぐ形で実施することになったと聞いています。新会長で日ノ浜町会長の浜田さん(お孫さんが本校生徒です)が9月初めに来校し、避難訓練で本校を避難民受け入れ場所として使用したいとの依頼を受けました。本校でも例年、秋に地震を想定した避難訓練を実施していることから、抱き合わせで訓練を行うことにしました。
10時に支所の防災無線で「地震発生、大津波警報発令、避難開始」の放送がされ、本校生徒・教職員はいったんグラウンドに避難しました。学校の破損なしとの想定で生徒と教職員は体育館へ移動し、函館市避難所運営マニュアルに従って、避難所である体育館の設営(3年生がマット、机、椅子を設置)、避難用物品の運搬(2年生が2階と備蓄用物置から毛布や衝立などを体育館へ移動)、校内各スペースの表示(1年生がスペース名を紙に書き、各スペースに貼り付け)の作業を行いました。その間に地域の皆さん20名ほどが本校へ到着し、町会の方が誘導や受付を行い、体育館へ避難しました。生徒はきびきびと作業を行い、避難所設営を実地体験することができました。様子を視察してくださった函館市教育委員会の小棚木学校再編・地域連携課長や恵山教育事務所の木戸所長から、「生徒が実際に避難所の運営に携わり、良い形の避難訓練でした。」とコメントをいただきました。現在、能登半島では実際に長期間にわたって避難所生活を余儀なくされている方々がいらっしゃします。活火山である恵山を抱える本校校区も、災害は人ごとではありません。生徒・教職員が防災についての意識を新たにすることができた一日となりました。
後期生徒会役員選挙&立会演説会を実施しました。
10月7日(月)に、後期の生徒会役員(会長、副会長、書記)選挙にかかわって、立会演説会と投票を行いました。投票に先立って行った立会演説会では、立候補者4人と責任者4人がそれぞれ全校生徒の前で演説しました。責任者は立候補者の優れたところを、そして立候補者はよりよい恵山中をつくるための抱負や具体的な取組について、堂々と述べてくれました。演説会後は、恵山支所から借用した本物の記載台と投票箱を使い、選挙管理委員が投票用紙を渡し、記載台で記入して紙を折って全員が投票箱に投票しました。今回の選挙を通して、後期の生徒会活動へ期待するとともに、民主主義のしくみを理解してほしいと思います。
道徳の授業の紹介(10月2日実施)
先週2日(水)の道徳の授業を紹介します。毎回の生徒の感想、振り返りを読むと、しっかりとそれぞれの題材について考えてくれていることに感心します。※SA、SBの写真が撮れませんでした。
1年A組「違いを乗り越えて」
◯内容項目…C主として集団や社会との関わりに関すること-18国際理解、国際貢献
◯内容の概略
「私」の家に国際交流のホームステイでインドネシアからAさんが来て、日本とインドネシアとの文化や習慣が大きく違ったお話。インドネシアでは刺身のような生の魚を食べないけど、Aさんは思い切って食べてくれた。しかし別の日にザルそばを食べに行ったときは「物を食べるときに音を立てるのは行儀が悪く、食べ物を粗末にすること。」と言って食べなかった。私の母とは片言の英語と日本語で話していたが、気持ちが通じ合っていると気づいた。他にも人差し指で人や物を指したりしないこと、日本文化としてのお茶とお花を楽しんでくれたりした。お互いの文化の理解、その背景の理解、そして違いを認め合っていくことが大切だと思う。
◯髙木教諭(1A担当)の思い、考えさせたいこと
・他国の人と接する時、どんなことを大切にしていけばいいのか、考えさせたい。(恵山にも他国の人がいるので、身近な存在として考えさせる。)
・お互いを認め合う、受け入れる寛容な気持ちをもつことを身につけさせたい。
◯佐藤教諭(12SAB担当)の思い、考えさせたいこと
・教材を通して、日本の習慣や文化の良さを理解するとともに、他の国々の人々や文化に対する理解を深め、尊重しようとする気持ちをもたせたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・外国人が来たら日本の文化を教えたい。
・他国の人と接する時は言語やルール、文化なども大切だが一番は気持ちが大切だと思いました。しっかり理解して楽しく過ごすのが大切です。
2年A組「小さな工場の大きな仕事」
◯内容項目…C主として集団や社会との関わりに関すること-13勤労
◯内容の概略
東京都大田区の羽田にある小さな工場で育った僕は、(手を真っ黒にしてヤスリをかけているような仕事はしたくない。どうせ働くなら、もっときれいな職場で、お金がたくさんもらえる、かっこいい仕事に就きたい。)と考え、職場体験でゲームソフトの会社へ行くことに決めた。体験から帰ってくると作業していた父が黙って何かの部品を差し出した。兄が「それは人工衛星を宇宙に打ち上げるロケットの部品さ。」と言った。僕が「そんなすごいものが、なんでうちの工場にあるの?」と聞くと、兄は「それは、うちの工場がすごいからだよ。コンピュータや機械だけでは作れず、どうしても人間の手作業が必要で、親父は百分の一ミリまでせっかくに磨けるんだぞ。」と話してくれた。「思い通りの部品が作れるようになるまでに二十年ぐらいかかったが、この手で作ったものが世の中の役に立つっていうのは、うれしいものだぞ。」と言った父はいつもと違って見え、油のしみこんだ黒い手が誇らしく見えた。
◯大和教諭(2A担当)の思い、考えさせたいこと
・職場体験学習や専門学校見学の経験から、働くことの意義を考えさせたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・手作業でやるからこそ作れるものや想いが込められてるんだなと思った。それぞれにやりがいがあるからこそ続けれるんだと思った。
3年A組「独りを慎む」
◯内容項目…A主として自分自身に関すること-2節度、節制
◯内容の概略
33歳で勤めていた出版社をやめ、テレビなどの脚本を書き始め、ひとりでアパート住まいを始めた向田邦子さんのお話。私はドキンとすることにぶつかった。急激にお行儀が悪くなっている。フライパンや鍋をそのまま食卓に出して箸をつけたり、下着姿のまま部屋で過ごしたり、立ち居振る舞いが居汚くなっていた。私は人が見ていないと、人がしてはいけないことをしようとしてしまう癖がある。自由はいいもので、ひとりで暮らすのはすばらしいものだが、とても恐ろしい、目に見えない落とし穴がぽっかりと口を開けている。それは行儀の悪さと自堕落だ。「独りを慎む」という言葉を知ったのはその頃だった。誰も見ていなかった、誰もが気がつきはしなかったけれど、何と恥ずかしいことをしたのか。「独りを慎む」、これは人様に対して言っているのではなく、独立して十七年になりながら、いまだになかなか実行できないでいる自分に向かって、意見している言葉なのだ。
◯菊地教諭(3A担当)の思い、考えさせたいこと
・将来の独り暮らしを展望したときに、独りだからこその自由と、人に見られていないからこそのメリハリを、自分自身で慎むことの大切なを発信したい。
◯須藤教諭(3SA担当)の思い、考えさせたいこと
・自分の日常を振り返り、自制心のある生活が満足感や充実感のある生活につながっていくことに気づかせたい。
◯生徒の考え、感想(一部の抜粋です)
・もし自分をコントロールする心がなかったら、自分が駄目な人間になってしまったりやってはいけないことをやってしまったりしてしまうから。
・この話を聞いて、自己管理が甘いと考えや簡単なことがあまり考えれなくなることが危ないっていう感想になりました。
恵山登山(恵山学)を実施しました。
10と3でちょうど「登山の日」だった昨日10月3日(木)に、恵山登山を行いました。昨年は悪天候で中止でしたが、今回は曇りの天候ながらも風が弱く気温も高すぎず低すぎず、登山には良いコンディションで行うことができました。現在の3年生が小学生の時に経験はあったそうですが、1,2年生と教職員のほとんどは恵山に登ったことがありません。地元にあり学校からも毎日眺めている恵山ですが、生徒が恵山について知っていることが少ないことから、昨年の学校運営協議会で恵山登山の気運が高まり、今年ようやく学校運営協議会が主催して登山実施にこぎ着けることができました。今回は講師に函館山しるべな会代表・ライターとして、自然ガイドを数多く務め、NCV番組「山さんぽ」にも出演している藤島 斉(ふじしま ひとし)様を迎え、火山としての恵山、高山植物、霊場としての恵山、恵山にまつわる歴史など、多彩なお話を交えて登山のガイドをしていただきました。
学校からスクールバスで火口原駐車場へ行き、開会式と記念撮影をしてから、恵山展望台を目指して登山を開始しました。火口原駐車場近くでは温泉が湧出しており、昔は温泉旅館があったそうです。恵山展望台からは津軽海峡と太平洋、下北半島が一望できる絶景を眺めることができました。賽の河原に点在する地蔵で歴史に触れつつ、岬展望台では内浦湾と対岸の羊蹄山、ニセコ連山、樽前山を眺めながら弁当(社会福祉協議会のボランティアの皆様に作っていただきました)を食べました。戻るルートで眼下にホテル恵風を眺めながら全員無事に火口原駐車場に着き、閉会式で3年生の曲戸さんが藤島さんにお礼の言葉を述べました。事後の生徒の感想からも「恵山が5万年のうちに何回も噴火して7つのドームがつくられたなど、良く知ることができた」など、充実した登山だったことがうかがえました。今回の登山に関わり、ガイドの藤島さん、社会福祉協議会の廣島さん、ボランティアの方々、木戸恵山教育事務所長など、関係者の皆様にこの場をお借りして、心より感謝申し上げます。
3年生数学で研究授業を行いました。
昨日10月1日(火)に、3年生数学で玉野教諭が研究授業を行いました。内容は2次関数のグラフの特徴を考えるというものでした。下の左端の写真は、前の時間のまとめのプリントを実物投影機でディスプレイに映している様子です。個別最適な学びの場面(中央の写真)では、タブレットで式を入力するとグラフを描いてくれる「ジオジブラ」というアプリを使って、個々に考えていました。その後、協働的な学びの場面(右端の写真)でペアになってそれぞれの考えについて話し合い、発表して全体で共有しました。3年生は個別の場面では集中して取り組み、発表も進んで行うなど、主体的に授業に向かう姿勢に感心しました。
恵祭の展示物(3年生・修学旅行新聞)について
恵祭では会場の体育館に、総合的な学習の時間で作成した新聞、美術作品、書道作品などの各種展示を行いました。3年生が総合的な学習の時間で作成した「修学旅行新聞」は、現在、2階の3年生教室前に展示してあります。あらためてじっくり読みましたが、訪れたところの様子を書いているだけでなく、自分が思ったことや考えたことが素直な文章で表されています。3年生の皆さんにとって、充実した修学旅行だったことが良く伝わる新聞です。
※恵祭の展示物は11月2日に恵山コミュニティセンターで行われる恵山文化祭でも展示予定です。