9月19日(火)1年、2年道徳の紹介です。
9月19日(火)の道徳授業について、各学年の内容の概略や教師の思い、生徒の考えを紹介します。
1年道徳「使っても大丈夫?」
◯内容項目…遵法精神、公徳心
◯内容の概略
マンガで3つのパターンの「使っても大丈夫?」の事例を紹介。
・その1…読書感想文の宿題ができないクラスメイトに、ある生徒が「インターネットで調べれば読書感想文なんていっぱいあるのさ」、「大丈夫、ちょっと書き換えれば問題ないよ。すぐできるよ。」とアドバイスした。
・その2…友達のカズと、「廊下でいかにも落ちていきそうな写真」を撮った俺が、カズに無断でインターネットに載せた。一週間後にカズから「最近ジロジロ見られると思ったら…。ネットに載せるなんて言ってなかっただろ!」と言われた。
・その3…町会の子ども祭りポスターに、インターネット上で前に見た他の人が描いたイラストを使おうと思ったが、コメント欄に「ステキなイラストですね!お借りします!!」と記入した。次の日にポスターを見た別の人がネット上にあったイラストに気づき、「借りますって書いただけで、許可をもらってないの?」と指摘した。
◯教師の思い
今回は“公徳心”に関わる内容でした。インターネットの活用場面を想定しながら、作品をつくる側、あるいは作品に(受動的でも)関わる側の権利が守られなければ、それを受け取る側(見たり聞いたりする側)も質の高いものを享受できないことから、基準(ルール等)を意識して生活することが大切だと気づいて欲しいところでした。
◯「著作権法などの法律は、なぜあるのかな?」についての生徒の考え(一部の抜粋です)
・自分がつくった作品が、色んな人に使われて、勝手に作品が売れたり、本人がわからなくなるから。
・使う方は良いけど、勝手に使われた方は不快だから。その人の努力が一瞬で奪われてしまうから。
2年道徳「樹齢七千年の杉」
◯内容項目…感動、畏敬の念
◯内容の概略
1974年に作者が屋久島の山に詳しい岩川貞次さんを訪れると岩川さんから「あんた、何十回も、島に来ているのに、まだ樹齢七千年という杉を見ていないようですね。」と言われた。そして「縄文杉」と名づけられている杉に会いに出掛けた。途中1泊し、樹齢七千年の杉にたどりついた。なんとまあ、すごい命だ。七千年の杉なのに、さわったら葉は新鮮に光り、枝という枝には杉の実がびっしりとついていた。作者は「七千年の命が、音をたてて燃えているわ。すごい。」と思わずつぶやいた。岩川さんは「杉は倒れる瞬間まで、ちゃんと、杉の実をつけるんでありますで…。」という。死の瞬間まで、命の火を、ほうほうと燃やす。美しい生き方だ。
◯教師の思い
「自然の美しさや偉大さに接した時、どんな思いになるか」を考えさせて、自然の、何千年も生き抜いた力をどう思うか、自分もどう生きていきたいか考えさせたかった。
◯「これまで山や海などで「美しいな。大きいな。と心打たれた経験を書いてください」についての生徒の考え(一部の抜粋)
・晴れている時に海を見てきれいだと思ったこと。
・車で海岸線を通っているときに、海が夕焼けに照らされていてきれいだったこと。
◯「自然の美しさや偉大さに接したとき、どんな思いになるか、考えて書いてみよう」についての生徒の考え(一部の抜粋)
・うっとりする。幸せな気持ち。
・居心地が良くなる。楽しい気持ち。